セミナーの概要
今回のセミナーは、有機エレクトロニクスにおける重要なテーマである「有機化合物におけるCT(電荷移動)相互作用の基礎からデバイス展開」と題されており、2025年5月23日(金)13:30から開催されます。このイベントは、シーエムシー・リサーチが主催し、九州大学応用化学部門の教授であり、最先端有機光エレクトロニクス研究センターのセンター長でもある安達千波矢氏を講師としてお迎えします。
セミナー詳細
セミナーでは、OLEDや有機半導体レーザー、さらには有機熱電素子に関連する基礎物性やデバイス特性を包括的に学びます。受講料金は一般44,000円(税込)、メルマガ会員は39,600円(税込)、アカデミック価格は26,400円(税込)で、資料付きの見逃し配信も利用可能です。
このセミナーは、大学院生や企業研究者を対象にしており、有機エレクトロニクスの基礎的な理解を深めるための最適な機会となっています。
セミナーでの学び
有機エレクトロニクスは過去30年間にわたり急速に発展し、OLED、OFET、OSCなどの研究が推進されています。特にOLEDは、新材料の開発からデバイス構造の最適化、プロセス制御、駆動回路の高度化に至るまで多岐にわたって研究されています。
安達氏の講義では、ドナー・アクセプター間の電荷相互作用を通じて、有機デバイスの効率と耐久性を向上させる方法や、分子設計とデバイス特性の関連性についても解説されます。
プログラムの内容
セミナープログラムは次の通りです:
1. OLEDの基礎と最新技術
- OLEDの動作機構
- 熱活性化遅延蛍光材料
- 素子の劣化機構
2. 有機半導体レーザーの分子設計
- 基礎および光物理過程の理解
- 電流励起デバイスの課題
3. 有機CT界面を生かした熱電素子
- 動作機構とエネルギー構造解析
4. デバイス全体の概観
自己啓発や研究の一環として、現場で活躍中の方々にとっても非常に有意義な内容が盛り込まれています。質疑応答の時間も設けられており、参加者が自らの疑問を直接講師にぶつけるまたとないチャンスです。
申込み方法
参加希望の方は、シーエムシー・リサーチの公式サイトからお申し込みください。セミナー開催後には、見逃し配信用のリンクも提供されますので、万が一参加できなかった方でも振り返って学べる機会が用意されています。自分のスケジュールに合わせて、必要な知識を得られるのは大きな利点です。是非、多くの方々のご参加をお待ちしております。