『わたし遺産』受賞作品
2016-03-09 14:00:02

人々の心に響く『わたし遺産』の受賞作品発表

第3回『わたし遺産』受賞作品の発表



2013年からスタートした「わたし遺産」は、個々の心に存在する大切な「人・モノ・コト」を反映する企画です。この取り組みでは、自らの思いを基にした400字以内の文章を通じて、未来に向けてのメッセージを伝えることを目指しています。
今回の応募では、8歳から96歳までの様々な年齢層から多くの作品が寄せられ、総応募数は8,501件に達しました。昨年の応募者数を大きく上回り、特に学校単位での応募が増えたことが目を引きます。これにより、若い世代の参加が促進され、全体の応募数にも寄与したことが明らかです。

受賞者とその作品


今年の大賞に輝いたのは、大学生である21歳の応募者が提出した作品です。高校生活最後の日に経験した家族の温かさや愛情が色濃く表現されており、過去最年少での受賞となりました。このことは、参加者の多様性が促進される中、若者の視点がどれだけ価値あるものかを物語っています。
受賞作品は以下の通りです:
  • - 大賞
- 「お正月の祝い膳」 - 阪口寿彦(京都府、73歳)
- 「折り目のある写真」 - 齋藤まどか(愛知県、43歳)
- 「父がくれた皆勤賞のシャーペン」 - 下野谷涼子(宮城県、21歳)
  • - 準大賞 (20作品)
少数ずつ紹介すると、辻本寛子さん(61歳、三重県)からの「リヤカー」、栗山隆治さん(51歳、岐阜県)の「返さない恩返し」、安冨洋子さん(60歳、山口県)の「板書」など、様々な作品があります。特に若年層からも多くの作品がエントリーされていることからも、未来に希望を持つ声が反映されているように感じます。

応募の背景と理念


選考委員の大平一枝氏は、近年の応募者の傾向について「十代の参加者が増えたことで、彼らの視点が持つ今の魅力を再認識した」と語ります。この企画は不正解がないという自由度を持ち、世代を超えた共感を生む要因にもなっているようです。

「わたし遺産」は、単に思い出を記録するだけでなく、それを通じて心の豊かさや幸せを感じるものであると、特設サイトでも説明されています。記憶に刻まれた「人・モノ・コト」は、まさにその人の遺産となり、未来へとつながるメッセージとなります。

学校賞と今後の展望


また、学校賞が3校に授与され、関西創価小学校(大阪府)、富士宮市立富士宮第一中学校(静岡県)、佐賀県立鹿島高等学校(佐賀県)がその榮誉に輝きました。
「わたし遺産」は、次世代の育成にも力を入れており、未来を担う若者たちがこれからも参加できる環境作りを続けていくことでしょう。

詳細情報は「わたし遺産」の特設サイトをご覧ください。

まとめ


将来に向けての価値ある思い出を日常の中で探し、育てる「わたし遺産」の理念は、これからも多くの人々に響き続けることでしょう。応募が続く限り、その物語も広がっていきそうです。

会社情報

会社名
三井住友信託銀行株式会社
住所
東京都千代田区丸の内一丁目4番1号
電話番号

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