出張費精算の革新
2024-09-20 13:00:07

AIとビッグデータで出張費精算を変革する株式会社コンカーの挑戦

株式会社コンカーが描く未来



株式会社コンカーは、経費精算業務の未来を見据え、AIとビッグデータを活用した新機能を発表しました。これにより、従来の面倒な出張費精算や経費精算が大幅に軽減され、究極の目標である「経費精算のない世界」の実現に挑んでいます。

経費精算のない未来へ



コンカーが提唱するのは、「経費精算のない世界」という理念で、これは主に5つの「レス」を達成することによって形作られます。それは、キャッシュレス、入力レス、ペーパレス、承認レス、そして運用レスです。これらの施策により、効率的でスムーズな経費管理を実現します。

その中で、特に重要なのが「承認レス」です。これまで未完成だったこの機能が、2025年春にリリースを予定しているAI不正検知サービス「Verify」により達成されることが期待されています。「Verify」は、申請された経費が適正であるかをAIが自動で確認し、高速かつ高精度に処理します。ここでは、申請内容と領収書の内容の一致、不正利用の検知などが行われます。

AIによる自動チェックのメリット



このAIチャックは、例えば領収書の画像が再利用されていないか、さまざまな監査項目に基づいて安定したチェックを実施します。また、AIによる自動チェックの他にも、コンカー内の専門知識を持ったAuditorによるダブルチェック体制が整えられており、より高い精度での検証が行われます。

この新しいシステムにより、企業が直面する不正経費のリスクが大きく軽減される見込みです。これまで多くの時間と労力を費やしていた経費精算業務を、AIの力で簡素化することで、決済の迅速化と早期決算を可能にします。

SAP Concurの進化する機能



コンカーは「Verify」に限らず、さまざまなAI機能を開発・実装しています。例えば、管理者が利用するサポートポータルに生成AIを導入し、リアルタイムで解決策を提示する「AI管理者サポート」や、出張申請の際にAIが概算金額を自動で算出する「Request Assistant」などがあります。また、ホテルの領収書情報を自動入力する機能も提供されており、手間を大幅に削減しています。

さらに、出張手配をサポートするコパイロット機能や、請求書を自動的に読み取るAI-OCR機能の拡充など、テクノロジーを活用した業務改革が進行中です。これらの機能群は、経費精算だけでなく、出張管理、請求書管理も含め、間接費業務をトータルでサポートします。

ビッグデータの活用と未来の展望



コンカーは、グローバルに展開されている経費精算のソリューションプロバイダーとして、長年の実績とともにビッグデータを活用しています。2023年には約10億件の経費明細を処理しており、この膨大なデータをもとに企業の業務を最適化していく方針です。

代表取締役社長の橋本 祥生氏は、未来の目標を「間接費業務の自律運用」とし、AIとビッグデータを駆使し続けることで、日本企業の業務変革に寄与する決意を示しています。新たなマインドセットの重要性を訴え、顧客のニーズに応じたテクノロジーの導入を促進する姿勢が印象的です。

結論



株式会社コンカーは、AIとビッグデータの活用により、経費精算業務の大変革を実現しようとしています。今後の展開に目が離せません。ユーザーが抱える経費精算業務の負担を軽減し、より効率的なビジネス環境を作り出すその取り組みから、目が離せないでしょう。


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会社情報

会社名
株式会社コンカー
住所
東京都千代田区大手町1-2-1三井物産ビル
電話番号
03-6737-4300

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