日本生物資源産業利用協議会(CIBER)設立のお知らせ
2018年4月4日、一般社団法人日本生物資源産業利用協議会、通称CIBERが設立されました。本協議会は、日本のバイオバンキング事業の発展を目指し、様々な活動を推進していくことを目的としています。設立の背景には、バイオテクノロジーの発展に伴い、生物資源の利用が急速に進む中で、その標準化や品質管理の重要性が高まっているという現状があります。
CIBERは、国際的な基準に基づくバイオバンキングのビジネスモデルの形成を図るため、ユーザーの視点からの提言活動を行います。そのために国際機関であるISBER(International Society for Biological and Environmental Repositories)との提携が発表されました。ISBERは、バイオバンキングおよび環境保全に関する国際的な権威を誇り、CIBERはそのノウハウを取り入れることで、日本におけるバイオサービスの向上を目指します。
ISBERとの提携内容
CIBERとISBERの事業提携の一環として、ISBERが発行する「ベストプラクティス第4版」の日本語翻訳版を提供する権利を取得しました。このガイドラインは、生物試料や付随するデータの収集、保管、頒布に関する品質管理についての指針を示しています。これにより、日本の医療現場や研究機関において、より高水準な品質管理を実現することが期待されます。
また、今後は共同でワークショップを開催し、多様な分野での協力を深めていく予定です。これにより、バイオバンキングの知識と技術を広め、業界全体の底上げを図ります。
CIBERの活動内容
CIBERは以下のような活動を通じて、バイオバンキング事業の発展に寄与していきます。
- - バイオバンキングに関連する調査研究の実施
- - 標準化活動の推進
- - 専門的な会誌や調査報告の発行
- - 講演会やセミナーの開催
- - 国内外の関係機関との連携および協力
これらの活動を通じて、CIBERは日本のバイオ産業を牽引し、国際的な競争力を高めることを目指しています。
CIBERの連絡先
CIBERに関するお問い合わせは下記の通りです。
- - 所在地: 東京都千代田区麹町2丁目4番10号 三誠堂ビル6階
- - 電話番号: 03-6261-1947
- - 担当: 池田純子
- - メールアドレス: [email protected]
CIBERの情報は
公式ウェブサイトでご確認いただけます。今後の活動にご期待ください。