Spacid、準天頂衛星システム「みちびき」を活用した決済取引の証明実証開始
2026年9月25日、Spacid株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長:重道誠之)と株式会社ジィ・シィ企画(本社:千葉県佐倉市、代表取締役社長:髙木洋介)が共同で、準天頂衛星システム「みちびき」を利用した決済取引の証明実証を実施します。この取り組みは、決済情報に位置情報と時刻情報を付与することにより、不正利用やオペレーションミスを抑止し、決済の安全性を向上させることを目的としています。
背景
近年、キャッシュレス決済やモバイル端末の普及が急速に進んでいますが、それに伴い不正利用やなりすましのリスクが増加しています。これを受けて、より安全な決済環境が求められている中、Spacidは宇宙航空研究開発機構(JAXA)との協力のもと、「みちびき」を活用した「みちびき空間証明システム」の開発を進めています。このシステムにより、デジタルデータの取得時刻や位置情報を正確に証明することが可能になり、決済の信頼性向上が実現されるでしょう。
ジィ・シィ企画は、キャッシュレス決済システムの開発に特化した企業で、情報セキュリティ面にも力を入れています。同社は国際的なセキュリティ基準に準拠し、安全性の向上を目指しています。
実証内容
今回の実証実験では、佐倉市立美術館内のミュージアムショップにおいて、ジィ・シィ企画が提供する決済端末を使用します。ここで、決済情報から個人情報やカード番号を除いたデータに、Spacidが生成する時空間証跡を付与します。この証跡は、決済処理とは独立した経路で実行されるため、既存システムへの影響を抑えながら、確実に証明が行えるのです。
また、決済が「いつ」そして「どこで」行われたかを、準天頂衛星「みちびき」から得られる位置・時刻情報に基づき、改ざん困難な形式で記録します。これにより、取引の透明性と信頼性が増すことでしょう。
今後の展開
実証実験の成果を受け、両社はサービスの展開に向けた検討を進めていきます。将来的には、小売店舗や金融機関などでの本格実用化を目指して取り組む方針です。これにより、より安全な決済環境の実現に繋がると期待されています。
この取り組みが、決済に関する新たなスタンダードとなることによって、消費者の信頼を獲得し、業界全体の進化にも寄与することを目指しています。将来的な技術の発展に注目です!