絵本の魅力を子どもたちに届ける！板橋区の新プロジェクト

新しい絵本の世界を切り開くプロジェクト

東京都板橋区で始まった「小さな絵本館 × こどもえほんだなプロジェクト」が、地域の子どもたちに新たな絵本の世界を提供します。この取り組みは、株式会社絵本ナビが運営しているもので、地域に絵本を届けたいという思いから発展し、様々な支援者と連携し実現しました。

プロジェクトの目的とは？

このプロジェクトの目標は、板橋区内にある子どもたちの居場所に絵本を設置し、絵本のある環境を作ることで、子どもたちがより多くの絵本に触れる機会を提供することです。特に、絵本が必要とされる施設や店舗を対象に、地域の企業や団体、個人からの支援を募り、絵本棚や絵本の寄贈を行っています。

寄贈第1号の誕生

プロジェクトのスタートを記念して、寄贈第1号がミライアカデミー板橋校に贈られました。この施設は未就園児から高校生を対象にした学習塾で、寄贈されたのは板橋区で製本された絵本30冊と、特別に選ばれた絵本棚です。長く使えるようにデザインされたこの棚は、安全性にも配慮されています。

地域の魅力を活かした絵本セレクション

寄贈される絵本は、板橋区で製本されたものや「いたばし国際絵本翻訳大賞」受賞作品、イタリアのボローニャ国際絵本原画展に出展された作品など、多様な選定基準が設けられています。これにより、地域の特性や文化が反映された絵本が子どもたちに届くことになります。

SDGsの観点からも意義ある取り組み

このプロジェクトは、SDGsのいくつかの目標に貢献しています。特に、質の高い教育の実現を目指す目標4や、ジェンダー平等の実現を目指す目標5、経済成長を促進する目標8、パートナーシップを強化する目標17が当てはまります。地域の企業や団体が協力し合うことで、持続可能な社会の実現を目指します。

プロジェクトの未来

今後も絵本ナビは、絵本を設置したい施設と、寄贈を希望する企業や個人を継続的に募集していく予定です。審査を行った上で、マッチングが成立した寄贈者には感謝の意を示すためにロゴを絵本棚やパネルに掲載し、各種メディアで紹介される機会が設けられます。

最後に

「こどもえほんだな」が設置されたミライアカデミー板橋校では、実際に子どもたちが絵本を手に取り楽しむ様子が見られました。参加者からは、絵本が子どもたちの成長に良い影響を与えるとの意見も多く、今後の連携が一層の発展が期待されています。地域一体となって、絵本のある環境づくりを進めていくこのプロジェクトから目が離せません！