自動運航船「げんぶ」始動
2026-01-30 17:22:33

世界初の自動運航コンテナ船「げんぶ」が商用運航を開始

自動運航船「げんぶ」が世界初の商用運航を開始



2026年1月30日、世界初となる自動運航レベル4相当の新造定期内航コンテナ船「げんぶ」が、日本財団のプロジェクト「MEGURI2040」の一環として商用運航を開始しました。これは、少子高齢化や船員不足、ヒューマンエラーによる事故のリスク低減を目指した取り組みの一部です。日本財団はこのプロジェクトを通じて、人や物資の輸送を安定的に行うための無人運航船の実現を目指しています。

「げんぶ」は、自動運航船として初めて、実証実験を経て、日本海事協会の船舶認証を得ており、国土交通省の船舶検査にも合格しました。この商用運航の開始により、無人運航船の社会実装が期待され、船員の負担軽減、働き方改革、安定した物流、さらには日本の造船産業の競争力向上に貢献することが見込まれています。

プロジェクトの背景と目的


この「MEGURI2040」プロジェクトは、2020年2月にスタートし、無人運航船を想定した新たな事業モデルの構築に向けて技術開発が進められています。最初のステージでは、東京湾での無人運航や長距離運航を成功させ、そのデータを活用して次のフェーズに進みました。現在進行中の第2ステージでは、コンテナ船や旅客船など多様な船舶の商用運航を実現するべく、新たな技術や制度の整備が求められています。

「げんぶ」は、全長約134メートル、700TEU型の内航コンテナ船で、神戸から東京間でコンテナ貨物を運ぶ役割を担っています。このプロジェクトでは、特に船員の高齢化や人手不足に対応した「物流のめぐりを良くする」ことを目的としたinnovativeな取り組みです。

各関係者の期待


日本財団の常務理事、海野光行氏は「げんぶ」の商用運航開始について「無人運航船に関する新たなルール作りに貢献し、日本の海事産業の競争力を高めていく」との期待を寄せています。また、株式会社イコーズの社長、畝河内毅氏も「げんぶ」は日本の海運の未来に繋がる重要な一歩であると強調しています。

本田技研工業の大澤裕一氏は、日本の海運業界の課題に対する解決策として無人運航船の価値を見出し、その実装が安全で持続可能な内航輸送に繋がると期待を寄せています。

今後の展望


日本財団は、引き続き技術開発を進め、無人運航に向けたルールや法整備、社会的な理解の促進に努めていく方針です。2040年には内航船の50%が無人運航化されることを目指しており、これによりさらなる効率化と持続可能な物流の実現が期待されます。

今回の「げんぶ」の商用運航開始は、日本が誇る高い技術力を生かした海運業界の発展に寄与する重要なマイルストーンとなります。今後の展開に目が離せません。


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会社情報

会社名
公益財団法人 日本財団
住所
東京都港区赤坂1-2-2
電話番号
03-6229-5131

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