新エネ大賞受賞
2020-01-07 12:40:03
再生可能エネルギーの新たな未来を切り開くプロジェクトが大賞受賞
沖縄の宮古島で革新をもたらす再生可能エネルギープロジェクト
再生可能エネルギー業界において大きな注目を集めたプロジェクトが、沖縄県宮古島市で進行中です。このプロジェクトは、株式会社宮古島未来エネルギー(MMEC)が推進する「再エネサービスプロバイダ事業(RESP事業)」であり、1,217kWの太陽光パネルをベースに、多様なエネルギーサービスを提供しています。
新エネ大賞「経済産業大臣賞」受賞の背景
この度、MMECは再エネサービスプロバイダ事業に関し、一般財団法人新エネルギー財団から「令和元年度新エネ大賞」の経済産業大臣賞を受賞しました。この評価は、同社が宮古島内の40棟の市営住宅に太陽光発電設備とエコキュートを無償で設置し、地域のエネルギー自給自足を推進している点が高く評価された結果です。
提供するエネルギーサービスの内容
具体的には、設置された太陽光発電システムは、住宅内のエコキュートと共用部の電力供給に自家消費売電を行っています。加えて、エコキュートからは温水熱販売も実施。余剰電力は沖縄電力に対して非FITでの相対契約により売電しています。このように、地域へのエネルギー供給を地域資源を活用して行う姿勢が、企業の持続可能な成長モデルとして見込まれています。
さらに、ネクステムズとの連携によりエコキュートの稼働を最適に制御し、効果的なエネルギー管理を実現しています。これにより、供給されるエネルギーは安定し、地域全体のライフスタイルにも良い影響を与えることが期待されています。
今後の展望
MMECは今後さらに、太陽光発電設備やエコキュートの導入を進めていく計画です。2020年度以降には、家庭用蓄電池やEV充電器の導入を加速させるとともに、導入した全ての設備を常時遠隔から監視・制御する体制を整え、沖縄電力の協力を得ながら宮古島の電力系統において太陽光発電が主力電源化することを目指しています。これにより、脱炭素社会の実現に貢献することも見据えています。
地域の未来を変えるイノベーション
このプロジェクトの成功は、沖縄県内のエネルギー供給だけにとどまらず、全国の離島地域でも参考にされることでしょう。持続可能なビジネスモデルの展開は、再生可能エネルギーの未来を変える可能性を秘めており、他地域への波及効果も期待されています。今後のMMECの取り組みから目が離せません。
会社情報
- 会社名
-
株式会社ネクステムズ
- 住所
- 沖縄県宜野湾市宇地泊547
- 電話番号
-
098-943-8658