金沢港の新たなクルーズプロモーション
日本の金沢港が、全国に先駆けてSNSマーケティングを活用したクルーズのプロモーションをスタートしました。これは、一般社団法人クルーズイズムが金沢港振興協会からの委託を受けて行うもので、金沢港発着のクルーズをより多くの人々に知ってもらうことを目的としています。
プロモーションの背景と目的
2024年3月には北陸新幹線の全線開業が予定されており、これにより金沢へのアクセスが飛躍的に向上します。この移動手段の充実を機に、金沢港だけでなくその周辺観光地の魅力を広くアピールするプロモーション活動を行い、金沢港の認知度を高めて、クルーズ船の利用促進を図る考えです。
発着クルーズの特徴
すでに2024年9月の時点で、金沢港には「飛鳥II」「にっぽん丸」「コスタ セレーナ」といった人気クルーズ船が発着予定となっています。これらの船が金沢を拠点にすることで、観光需要の増加が期待されています。
SNSを活用した新しいアプローチ
このプロモーションの最大の特徴が、公式SNSアカウントを新規開設することです。2024年10月中旬にはYouTube、TikTok、Instagramにアカウントを開設し、トップインフルエンサーの協力によって金沢港およびその発着クルーズの魅力を多角的に発信します。特にショート動画を通じて、視覚的な訴求力を高めることに力を入れます。
トラベルインフルエンサーによる情報発信
また、「CRUISE Ism」から選抜された合計4名のインフルエンサーが金沢を訪問し、発着クルーズや地域の魅力に焦点を合わせたコンテンツをInstagramにて発信します。これにより、特にミレニアル世代に対する効果的な情報提供を狙います。
専門メディアでの詳細情報発信
さらに、クルーズに特化したブログ型のWEBメディア「CRUISE Ism」では、金沢港発着のクルーズにおける観光モデルコースや体験記事が制作されます。クルーズの専門家と金沢観光に詳しいフォトライターが監修し、詳細な情報を提供することで、SNSで発信しきれない部分をカバーします。
SNSセミナーとオフラインセミナーの開催
地域の観光事業者向けには、インフルエンサーを招いたSNS活用セミナーも実施予定。最新トレンドを紹介し、自らのSNSマーケティング力を向上させる機会を提供します。また、シニア層向けのオフラインセミナーも計画しており、より直接的なアプローチでクルーズの魅力を伝えていく考えです。
今後のビジョン
この取り組みは、クルーズ旅による観光と港の新たな魅力を引き出す一環であり、地方創生にも寄与することが期待されています。今後は地域特性を考慮し、港と観光地との一体感をさらに強化し、独自のPR戦略で新たなクルーズの楽しみ方を提案していく予定です。
法人概要
- - 法人名: 一般社団法人 クルーズイズム
- - 所在地: 東京都江東区東雲1-9
- - 代表理事: 久野 健吾
- - 設立日: 2023年4月3日
- - 活動内容: クルーズ関連の情報発信および寄港地のPR事業
- - URL: CRUISE Ism
この新たな試みが金沢港を全国的に更に知名度を高めるきっかけとなり、多くの観光客が訪れることを期待しています。