企業の新しい働き方を支える「Enterprise Browser」
現在、働く環境は大きく変化しており、その中で従来型のVDI(仮想デスクトップインフラ)が抱える問題点が浮き彫りにされています。テレワークやフレキシブルな勤務形態が普及する中で、VDIが持つセキュリティリスクや運用コスト、さらには利便性の低下が、企業にとっての大きな障害となっています。
VDIの課題
VDIは、これまで多様な働き方をサポートしてきましたが、クラウドやSaaSが急速に進化する環境には適応できていません。これには、サーバー、ストレージ、ネットワークの設備投資、さらには仮想化ソフトのライセンス費用などが影響しており、特に大規模な導入でより多くのコストがかかります。また、通信環境によっては遅延が生じ、ユーザーの体験を損なう原因ともなっています。
「Enterprise Browser」の登場
そんな中、注目を浴びているのが「Enterprise Browser」です。これは、企業向けに特化したブラウザであり、VDIの利点を保ちながら、コストの削減と生産性の向上を実現するための新しいアプローチを提供します。シンプルでセキュアな業務環境を実現し、一般的な「Chromium」を基盤にした操作感で、ユーザーにとっても親しみやすい存在です。
特に、フィッシングやランサムウェアといったセキュリティリスクに対応しつつ、企業が必要とするデータ管理を強化します。従来型の境界型セキュリティの見直しが求められる中で、Enterprise Browserは効果的なソリューションとなり得ます。
導入事例とその効果
海外の導入事例からもその効果は明らかです。例えば、大手金融機関では、400台以上のVDIサーバーを削減し、数億円のコスト削減に成功しています。また、大手製薬会社は94%の外部委託業者向けシステムコストの削減を実現し、小売業では営業端末の起動時間を80%短縮するなど多様な成果を挙げています。
ウェビナーの開催について
今回のウェビナーでは、VDIを利用している企業や組織のシステム管理者やセキュリティ担当者を対象に、「Enterprise Browserが企業の生産性を向上させつつ、コスト削減とセキュリティ強化をどのように実現するのか」を、海外の具体的な事例を交えて詳しくご紹介します。
このような時代の変化に伴い、脱VDIの流れが加速する中で、コストの最適化や生産性の向上へ向けた新しい手法としてのEnterprise Browserに興味のある方は、ぜひウェビナーにご参加ください。
主催は株式会社マクニカで、協力には株式会社オープンソース活用研究所とマジセミが参加しています。今後も「参加者にとって有益な」ウェビナーを定期的に開催する予定ですので、興味のある方はぜひ参加を検討してください。
詳細や参加申込については公式サイトをご覧ください。これまでのウェビナーの資料もこちらからアクセス可能です。