データ活用の新たな潮流
2025-03-05 11:37:48

データ民主化が生み出す新ビジネスの可能性と「UMAME!」の誕生

データ民主化がもたらす新しいビジネス



最近、データ活用の重要性が企業にとって高まっています。特に、Snowflake合同会社が主催した記者説明会では、株式会社ぐるなびの「データの民主化」の取り組みが紹介され、多くの注目を集めました。

ぐるなびのビジョンとデータ活用の重要性


データ活用の進化が求められる中、ぐるなびのCTOである岩本俊明氏は「食でつなぐ。人を満たす。」という理念の下、同社がどのようにしてデータを活用し、外食産業と消費者の架け橋となっているのかを語りました。
ぐるなびは2745万人の会員を抱え、約42万店の飲食店情報を提供しており、そのネットワークを利活用することで、豊かな食体験を提供しています。しかし、その背景には「データのサイロ化」と「縦割り組織」という2つの大きな課題がありました。

課題解決のためのアプローチ


岩本氏は、データ民主化のためには、全社員がデータにアクセスできる環境を整えることが重要だと述べ、具体的なアプローチとしてデータ資産へのアクセス管理の見直しを実施しました。Snowflakeを利用し、データの統合基盤を構築することで、社内の情報の流れを円滑にしました。

新たなアプリ「UMAME!」の開発


そして、その結果として生まれたのが飲食店検索アプリ「UMAME!」です。岩本氏によれば、このアプリは2025年1月にβ版がリリースされ、開発は約半年で完了したとのこと。この短期間での開発は、Snowflakeに基づく一元的なデータ利用を行ったことが大きな要因です。このアプリは、ぐるなびが持つあらゆるデータを駆使し、消費者に対して新しい食の体験を提供することを目指しています。

新井氏によるデータ民主化のさらなる推進


次に登壇したのは、技術戦略室でデータサイエンスグループのグループ長を務める新井駿氏です。新井氏は、データ民主化の推進において直面した課題についても語りました。特に、BIツールの学習コスト、データへの適切なアクセス管理、及びそれに伴う料金コストの3つが懸念されていたようです。
この問題に対する解決策として、Snowflake上にStreamlitアプリを構築することで、ユーザーが自然言語で必要なデータを簡単に取得できる環境を整えました。また、ロール設定によるデータの参照権限管理を行い、料金コストの管理も凍結することに成功しました。

実践的なデモとその効果


さらに、新井氏はSnowflake Cortex AIを利用したデモを披露し、実際に飲食業界の課題に対する解決策を提示しました。たとえば、食材費や人件費の高騰に伴い、競合店のメニュー料金を考慮した分析を行うことで、次のビジネス戦略を推進する方法を提示しました。

まとめ


Snowflakeとぐるなびの連携は、ただのデータ活用にとどまらず、業界全体に革新をもたらす可能性を秘めています。データの価値を最大化し、誰もが利用できる環境を整えることで、企業の成長と新たなビジネスチャンスが生まれるのです。これからのデータ民主化の流れに期待が高まります。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

会社情報

会社名
Snowflake合同会社
住所
東京都渋谷区渋谷2-24-12渋谷スクランブルスクエア39階
電話番号

関連リンク

サードペディア百科事典: 東京都 中央区 ぐるなび Snowflake UMAME!

Wiki3: 東京都 中央区 ぐるなび Snowflake UMAME!

トピックス(IT)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。