終活の新たな形
2025-05-07 13:36:22

「お別れビデオ」の意識調査から見えた新たな終活の形

終活の新たな形、「お別れビデオ」の意識調査



最近、「お別れビデオ」が終活において新たな選択肢として注目を集めています。一般社団法人 終活協議会と想いコーポレーショングループが実施した771名を対象にした意識調査によれば、40%以上の人々がこの形式に関心を持つ一方で、実際に視聴したことのある人は僅か16%程度に留まっています。これは、お別れビデオがまだ新しい文化としての発展途上にあることを示しています。

調査結果概要


調査の主な目的は、「お別れビデオ」を通じて大切な人への思いをどのように伝えるかを考えることでした。調査の初めに、「自分が出演するビデオメッセージを葬儀で流すことに興味がありますか?」という問いが投げかけられ、48%の人が「興味がある」と答えました。この結果は、お別れビデオが確実に人々の意識に浸透しつつあることを示すものです。しかし、同じく52%の回答者が「興味がない」とした点は注目すべきです。

次に「今までお別れビデオを見たことがありますか?」という設問では、84%の人が「ない」と答えています。これにより、興味はあるものの実際の体験は少ない現状が明らかになりました。

お別れビデオを作成するメリット


調査では、お別れビデオを作成するメリットについても探求がなされました。「文字ではなく自分の言葉で想いを届けられる」という意見が44%を占めました。ビデオの特性として、声や表情を通じたメッセージが重要視されています。また、「生前の元気な姿を見てもらえる」という点も多くの賛同を得ており、影響力のあるメッセージ性が期待されています。

作成方法に対する意識


それでは、実際にお別れビデオを作成したいのか、業者に依頼したいのかという問いでは、60%が「自分でしたい」と回答しました。この結果からは、自分自身の意を大切にする人が多いことが伺えます。一方で、40%は「業者に依頼したい」と感じており、特に高齢者層にとっては専門家の手助けが求められていることが分かります。

不安要素としては、36%が「費用」を挙げ、34%が「動画編集技術がない」と回答。自己表現に向き合うことの心理的なハードルの高さも浮き彫りになりました。

伝えたいこと


「お別れビデオを通して何を伝えたいですか?」という設問では、83%が「感謝」と答えました。この統計は、ビデオが単なる伝達手段でなく、感謝のメッセージとして強く認識されていることを示しています。

今後の展望


調査結果によれば、83%の人が今後、お別れビデオを作成する人の割合が増えると考えています。これは映像制作がより身近に感じられるようになっている証拠で、個々の想いを表現する手段としての普及が期待されます。

結論


今回の調査結果を通じて、お別れビデオは終活において新たな時代の到来を示唆しています。自分自身や家族のために、新しい形のコミュニケーションを考えることが今後ますます重要になるでしょう。これを踏まえ、終活を支援する各種サービスがますます充実していくことが期待されます。


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会社情報

会社名
一般社団法人 終活協議会
住所
東京都豊島区巣鴨2-11-4第3高橋ビル11F
電話番号
0120-111-859

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