クジラ展示プロジェクト
2020-02-08 13:51:34

沖縄県座間味島にクジラの骨格標本展示プロジェクト始動

沖縄に故郷を持つザトウクジラの展示プロジェクト



沖縄県の座間味村で進行中のプロジェクト「仔クジラの夢故郷へ」では、黒潮町に打ち上げられた仔ザトウクジラの骨格標本を故郷へ展示することを目指しています。このプロジェクトは、地域の住民が主体となり、村の協力のもと、地域の貴重な財産としての標本作製を進めています。

プロジェクトの背景



平成30年11月、高知県黒潮町の海岸に体長約8メートルの生後1年半の仔ザトウクジラが打ち上げられたことが、このプロジェクトの発端となりました。この仔クジラが、生まれ故郷である沖縄県座間味村の海域を回遊していたところ、親クジラや仲間とはぐれたと考えられています。仔クジラの最後の姿を見て心痛めた黒潮町の住民たちは、その骨を活用して故郷の座間味村に笑顔を戻すプロジェクトを立ち上げました。特に、座間味村ホエールウォッチング協会の理事である大城晃氏が中心となり、2019年5月に『ザトウクジラ骨格標本プロジェクト』を発足させました。

プロジェクトの具体的な活動内容



仔クジラの骨は、後に骨格標本として活用できる状態にして黒潮町の砂浜に埋設されていました。令和元年10月30日には、専門家やプロジェクトメンバー、座間味村の村長などが参加して、解体作業を行い、その後、骨格標本作製が静岡県の専門業者で進められています。

さらに、プロジェクトでは資金調達も行い、2024年2月9日からクラウドファンディングを開始する予定です。全体の資金目標は1,500万円で、展示に必要な費用を広く募ります。

展示の意義と未来のビジョン



ザトウクジラの骨格標本が座間味村に展示されることで、観光客はホエールウォッチングで目にした生きたクジラの動きを骨格標本を通じて理解できるようになります。このプロジェクトを通じて、クジラへの感動から、さらに環境教育や自然教育へとつなげることを期待しています。

将来的には、座間味村にクジラミュージアムを建設し、クジラを通じた自然の不思議や環境保護の重要性を学ぶ場を提供することを目指しています。

座間味村の魅力



座間味村は、沖縄県那覇市から約40km西に位置する慶良間諸島の中心にある美しい離島です。透明度の高い海と豊富な自然資源を持ち、スキューバダイビングやホエールウォッチングなど多彩なマリンアクティビティが楽しめます。冬季にはオホーツク海から回遊するザトウクジラがこの地区で繁殖活動を行い、多くの観光客がその姿を観にやってきます。

責任者 大城晃氏について



このプロジェクトの会長である大城晃氏は、座間味村出身で、役場で35年以上にわたり村の発展に寄与してきました。クジラを通じた地域の交流や、観光振興に取り組みを行う一方、国内外でホエールウォッチングの重要性を広めてきました。彼の主導により、座間味村はクジラの保護と持続可能な観光のモデルとなることを目指しています。

まとめ



沖縄県座間味村における『仔クジラの夢故郷へ』プロジェクトは、地域の協力により進められています。骨格標本展示の実現は、観光の振興と教育の場の創出につながる大きな意味を持っています。プロジェクトがもたらす未来への期待を込めて、皆さまの支援を呼びかけます。

会社情報

会社名
株式会社アドバンスシフト
住所
大阪府大阪市平野区喜連2-5-6-402
電話番号

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