富士薬品が八潮市と包括連携協定を締結
埼玉県八潮市に新たな健康づくりの取り組みが始まります。先日、医薬品企業の株式会社富士薬品が八潮市と健康促進に関する包括連携協定を締結したことが発表されました。これは地域住民の健康意識を高め、生活の質を向上させることを目指したものです。
協定の詳細
富士薬品は、配置薬販売を核に地域サービスを提供している企業です。この度の協定は、以下の5つの主要項目を通じて推進されます。
1.
セルフメディケーションの強化: 医薬品の専門知識を持つ登録販売者が、地域住民へ健康管理に関する情報を提供します。
2.
健康情報の発信: 配置薬契約をしたお客様のもとを訪問し、最新の健康情報を届ける活動を行います。
3.
高齢者等の見守りサービス: 定期訪問の際に、高齢者を見守る取り組みを実施し、安全面でのサポートを行います。
4.
防災・災害対策: 地域の防災意識を高めるために、平常時から医薬品の設置を進め、災害時には無償で医薬品を避難所に提供します。
5.
その他の取り組み: 協定の目的を達成するために必要な活動を八潮市と相談しながら進めていきます。
この協定の締結式は、八潮市役所で行われ、八潮市長の大山 忍氏と、富士薬品の配置事業本部の伊庭圭之助部長が出席しました。この連携を通じて、八潮市の地域活性化に寄与しようとする姿勢が示されました。
協定締結の背景
富士薬品は「とどけ、元気。つづけ、元気。」というスローガンのもと、地域住民の生活を支える使命があります。特に、配置薬販売を通じて地域の家庭や企業に密着したサービスを提供し、約2,000軒にわたる顧客とのネットワークを築いています。
近年、地域の健康づくりや防災対策に積極的に関与することが求められる中で、八潮市との連携は自然な流れでした。富士薬品の訪問型サービス法人組織としての特性が、地域住民のニーズに応えるために活かせることを評価され、今回の協定締結に至ったのです。
これで、富士薬品が結んだ自治体との連携は、34例目となりました。埼玉県内では10例目の締結となり、今後も地域社会の健康促進と安全な生活の実現に向け、さらなる取り組みを進めていくことが期待されています。
富士薬品の展望
富士薬品は、1930年に配置薬販売業としてスタートし、現在ではドラッグストアや調剤薬局、製造事業も展開している複合型医薬品企業です。地域住民の暮らしに寄り添うサービスの提供を行い、全国に1,273の店舗を展開しています。「セイムス」ブランドを中心に、地域のニーズに応える活動を進めることで、誰もが充実したライフスタイルを実現できる社会づくりに寄与しています。
これらの取り組みを通じ、富士薬品は八潮市と共に市民の健康づくりをサポートし、地域の活性化を図る決意を新たにしています。