新しい歩行杖『Issoku-CHO(1足長)』大分県知事賞を受賞する

新たな革新、『Issoku-CHO(1足長)』の誕生

大分県大分市に所在するFOREST SEMINARが開発した歩行杖『Issoku-CHO（1足長）』が、各種の賞を受賞し、注目を集めています。2022年の特許取得を皮切りに、数々の栄誉を手にしてきましたが、特に注目すべきは2025年に大分県のビジネスチャレンジコンテスト『OITAゼロイチ』で受賞した『大分県知事賞』です。この賞は、新たな商品やアイデアの創造を目指す若手企業家や中小企業者を対象としたものであり、受賞の価値は計り知れません。

先進的なデザインと機能

『Issoku-CHO（1足長）』は、従来の歩行杖の概念を覆す独自の形状を持ち、最大の特徴はその湾曲したデザインです。この構造により、ただ支えるだけでなく、歩くための道具としても機能を果たします。高齢者だけでなく、若者や中年層にとっても魅力的な道具として利用できる点が、これまでにない革新をもたらしています。

三世代で使える杖

『Issoku-CHO（1足長）』は「三世代が同時に使える」という理念を掲げ、デザインされています。これは、子供から高齢者まで、家族全員で共有できるという利点を持つことを意味します。さらには、トレッキングポールや健康のためのウォーキングポールとしても使用でき、医療や福祉の分野でも非常に有効です。

数々の賞を受賞

FOREST SEMINARの代表、森達雄氏は、教育者としての経験を生かしつつ、技術者としてのバックグラウンドを持っています。登山中に見かけた木の枝からインスピレーションを受け、使いやすい杖を考案した彼の姿勢が、多くの支持を集めました。特に、クラウドファンディングを通じての全国的な支持が製品化への道を作り上げ、2023年には『地方発明表彰』を、2024年には『グッドデザイン賞』を受賞するなど、その成功は続いています。

社会的評価が高まる中で

『Issoku-CHO（1足長）』は単なる歩行具を超え、スポーツや健康づくりの一環としての利用が期待されています。今後も、YAMAPとの共同開発による製品や、Makuake及びKickstarterを通じた海外への展開が進むことが予想されます。ターゲット市場を広げ、さらなる革新を目指す彼らの取り組みは、これからの楽しみです。