ユニバーサルツーリズム研修が横浜で開催!
横浜市観光協会(YCVB)は、より多くの人々が安全で快適に観光を楽しめるように、ユニバーサルツーリズム促進のための研修を2024年11月1日(金)に開催します。場所は帆船日本丸・横浜みなと博物館訓練センターで、観光関連事業者を対象としたこの研修は、障がいを持つ方や高齢者向けの観光に関するノウハウを学ぶ貴重な機会です。
研修の内容
この研修は2部構成で行われます。最初の80分は座学研修で、ユニバーサルツーリズムの概要や観光事業者がすぐに取り組める事例について学びます。また、当事者の声を直接聞くセッションもあり、今日からできる簡単な介助方法についても触れます。最後には、心のバリアフリー認定制度についても説明があります。この制度は、観光施設がバリアフリー対応を行っていることを認定するもので、現在全国で515の施設が認定されています。
次の80分は体験研修として、参加者が実際にアイマスクを着用して視覚障がい者の立場を体感したり、車いすのサポート技術を実践します。さらに、シニアカーや電動車いすを紹介するセッションもあり、幅広いニーズに応える観光サービスの理解を深めることができます。
講師の紹介
この研修の講師には、株式会社プランニングネットワークのユニバーサルツーリズムアドバイザーである渕山知弘氏が招かれます。渕山氏は、1990年から2020年まで近畿日本ツーリストでバリアフリーツアーの運営業務に従事しており、ユニバーサルツーリズムの第一人者として評価されています。特に、彼が2010年に企画した「視覚障がい者夢の自転車運転ツアー」は、ジャパン・ツーリズム・アワードで優秀賞を獲得するなど、注目されています。
心のバリアフリー認定制度
ユニバーサルツーリズム研修と関連して、観光施設における「心のバリアフリー認定制度」についても触れたいと思います。この制度は、観光庁が実施しており、ソフト面でのバリアフリー対応を推進するためのものです。横浜市内でも、13の施設がこの認定を受けており、安全で快適な旅行環境づくりが進められています。
観光業者の皆様には、ぜひこの貴重な機会に参加し、観光業界のバリアフリー化に寄与していただきたいと思います。皆様の参加を心よりお待ちしております。