マウザー、ADIS1657x MEMS IMUモジュールの取り扱いを開始
マウザー・エレクトロニクスは、米国のアナログ・デバイセズが開発した最新のADIS1657x MEMS IMUモジュールの取り扱いを開始しました。この新しいIMU(慣性計測ユニット)は、工場や自律型産業オートメーションにおける高度なアプリケーションに理想的な製品です。
ADIS1657xは、3軸ジャイロスコープと3軸加速度計を搭載しており、厳しい環境下でも安定した性能を発揮します。特に、このモジュールは2000gという衝撃に耐える設計が施されており、産業用の利用にも耐えられる高い耐久性を誇ります。工場出荷時には、全てのセンサに対して感度やバイアス調整が行われており、完璧にキャリブレーションされています。これにより、高精度のデータを提供できるのが特長です。
特徴と機能
ADIS1657xモジュールは、極めて広い温度範囲で運用可能です。動作温度は-40°Cから105°Cまで対応しており、これにより様々な環境条件での使用が可能です。また、信号調整機能が内蔵されているため、過酷な状況下でも精度が維持されます。
データ通信はSPIに互換性があり、様々な出力形式に対応しています。手動および自動のバイアス補正機能、データ・レディ・インジケータ、外部データ同期サンプリングに加え、センサによるオンデマンド自己診断機能も備えています。加えて、最大512サンプルのFIFOメモリを持っており、サンプリングレートは4kHzで処理できます。
この製品のデザインは、コンパクトさも考慮されており、24.30 × 22.40 × 13.70 mmのアルミ製パッケージに収められています。このような設計は、工業用や農業用のロボットナビゲーション、建設機械など、広範な用途に非常に適しています。
マウザーの役割
マウザー・エレクトロニクスは、業界での正規代理店として、最新の半導体や電子部品、オートメーション製品の豊富な選択肢を顧客に提供しています。すべての製品は、信頼性のあるメーカーから供給され、迅速にお届けすることに重点を置いています。マウザーのウェブサイトでは、技術的なリソースからデータシート、アプリケーションノートまで多岐にわたる情報が提供されており、エンジニアの設計開発をしっかりサポートしています。
さらに、マウザーでは、新製品や技術的なトレンドに関する情報をエンジニアに届けるための無料ニュースレターも提供しています。このニュースレターを購読することで、最新テクノロジーの情報を逃すことなくキャッチアップできます。
まとめ
ADIS1657x MEMS IMUモジュールは、特に工業用途における利用が想定される高度な製品です。マウザーが取り扱いを開始したことで、企業や開発者はより多くの可能性を模索できるようになります。興味のある方は、マウザーのウェブサイトで詳細を確認してみてください。
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この新しいIMUモジュールが、未来の産業用アプリケーションにどのような影響を与えるのかが楽しみです。