東洋鋼鈑が初のJ-クレジット購入
2025-03-12 16:23:00

東洋鋼鈑、山口県で初めて森林J-クレジット購入を実施

東洋鋼鈑株式会社が、山口県で初めて認証を受けた森林J-クレジットの購入企業第1号となりました。このクレジットは、三井物産株式会社との共同プロジェクトに基づいており、山口県内の森林を適切に管理することで創出されたCO2吸収量をクレジット化したものです。

森林J-クレジットとは、国が認証する制度の一環で、森林の適切な管理を通じて得られるCO2吸収量が環境価値として認められたものです。この取り組みは、山口県内の森林保全に貢献することを目的としており、公益財団法人やまぐち農林振興公社との連携によって実現しました。このプロジェクトによって、東洋鋼鈑は2024年度から2031年度までの8年間にわたり、毎年1,300トン分のクレジットを購入することで、C重油によるCO2排出を相殺する計画です。

東洋鋼鈑は、表面処理鋼板や磁気ディスク用アルミ基板の製造を手掛けており、その生産過程では大量の水を使用します。水源を育む森林の保全が重要であると考え、クレジットの購入を決定しました。この決断により、同社は山口県内の林業の活性化を促進し、生物多様性や水源涵養の改善にも寄与することが期待されています。

加えて、20450年のカーボンニュートラル社会の実現に向けて、温室効果ガスの削減活動を推進しています。具体的には、太陽光発電の導入や燃料の転換、省エネ設備の更新など、多面的なアプローチで環境負荷の低減に努めているのです。

1943年創業の東洋鋼鈑は、これまでも多様な製品やサービスを提供しており、技術の革新を通じてお客様のニーズに応えています。その存在意義は、技術の追求によって新たな価値を創造し、社会の発展に貢献することです。今後も技術革新を重ね、持続可能な社会の実現に向けた活動を続けていく意向を示しています。

また、グループ会社である東洋製罐グループは、様々な素材を活用した総合包装容器メーカーとして、地域社会や環境への配慮を大切にしており、持続可能な経営を推進しています。このような企業活動を通じて、東洋鋼鈑と東洋製罐グループは、持続可能な未来に向けた取り組みを強化し続ける予定です。

一方で、山口県での森林保全がもたらす多様なメリットに対する認識も高まっています。地域住民との協力によって森林環境が整備されることで、地域経済の活性化や観光資源の創出にも寄与していくことでしょう。森の保全が人々の暮らしにどのように関わるのか、今後の展望が期待されます。これは東洋鋼鈑に限らず、全ての企業にとって重要なテーマとなると思われます。持続可能な発展と環境保護の両立は、今後ますます顕著な課題であり、それぞれの役割を果たすことが求められています。


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会社情報

会社名
東洋製罐グループホールディングス株式会社
住所
東京都品川区東五反田二丁目18番1号大崎フォレストビルディング
電話番号
03-4514-2000

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