ケイズコーポレーションとシナプスイノベーションが股で強化、生産管理のデジタル化を推進

ケイズコーポレーションとシナプスイノベーションがパートナーシップを結成

先日、ケイズコーポレーション（東京都港区）がシナプスイノベーション（大阪府大阪市）との間で、『UM SaaS Cloud』というクラウド生産管理システムの導入パートナー契約を結びました。この契約により、シナプスイノベーションの持つ生産管理システムの導入支援がケイズコーポレーションを通じて行われることになります。また、同社のグループ企業であるケイズベトナムもベトナム市場でのサポートをスタートします。

生産管理DXの重要性

現在の製造業界では国際的な競争が激しさを増し、人材不足や多様化する市場ニーズに直面しています。これらの課題を乗り越えるためには、生産管理のデジタル改革（DX）が不可欠です。シナプスイノベーションが提供する『UM SaaS Cloud』は、Salesforceプラットフォームを基盤とした高いセキュリティと使いやすさを兼ね備えたクラウド製品として、多くの製造業に採用されています。

ケイズコーポレーションはこれまでにSalesforceの認定コンサルティングパートナーとしての経験を活かし、4,800件以上のプロジェクトで実績を有しています。これにより、顧客のニーズに応じた柔軟な対応やコンサルティングサービスを提供してきました。この新たなパートナーシップにより、彼らは『UM SaaS Cloud』の提案から導入、保守支援まで一貫したサービスを展開し、製造業のDXをさらに強化していく予定です。

ベトナム市場での新たな展開

今回の契約により、ベトナム市場でも『UM SaaS Cloud』の導入支援サービスが始まります。ベトナムは高い経済成長を背景に、多くの日系製造業が進出しているため、生産管理のニーズが高い地域とされています。ケイズベトナムは現地に拠点を持ち、クラウドアプリケーションの開発においても強みがあります。彼らは現地の特有の要求に対しても柔軟に対応し、必要なサポートを提供することを目指しています。

シナプスイノベーションとケイズコーポレーションは、ベトナム市場においてもニーズに応えるサービスの提供を通じた成長を狙っています。

UM SaaS Cloudの概要

『UM SaaS Cloud』は、生産管理のための複数の機能を一つのプラットフォーム上で提供しています。具体的には、工程進捗を管理する『UM工程進捗』、在庫と販売を一元管理する『UM販売購買』、生産計画を視覚的に確認できる『UMガント』、倉庫管理をおこなう『UMWMS』が含まれます。特に中堅および中小の製造業向けに設計されており、業務効率化に貢献することを目指しています。