新機能のご紹介
株式会社eWeLLは、訪問看護向け電子カルテ「iBow」に画期的な新機能を追加することを発表しました。2024年12月19日より、リハビリテーション専門職である理学療法士、作業療法士、言語聴覚士が作成する訪問看護報告書『別添』を自動で生成する機能が利用可能になります。この新機能により、従来の業務が大幅に効率化されることが期待されています。
新機能の詳細
この新機能の核心は、生成AIを活用した報告書の自動作成にあります。具体的には、「iBow」に記録された利用者のデータをもとに、1クリックで『別添』が自動生成されます。これにより、従来必要だった複雑な指示入力が不要となり、迅速かつ高品質な文書作成が実現されます。
リハビリ職の負担を軽減
訪問看護では、リハビリ専門職の訪問時間が看護職に比べて短く、スタッフ1人当たりの利用者数も多い傾向があります。このため、利用者ごとに提出する報告書の作成負担が非常に大きくなっています。この課題を解決するために、eWeLLは新たに自動作成機能を実装することを決定しました。これにより、業務負担を軽減し、リハビリ専門職の質の向上を図る狙いがあります。
リハビリ職の重要な役割
全国には、訪問看護ステーションに約3万6千人のリハビリ専門職が週間しています。彼らは、身体機能の回復を促進し、特に長期にわたり療養が必要な患者にとって、極めて重要な役割を果たしています。訪問看護においてリハビリ職の存在は不可欠であり、その業務の効率化は、患者の質の高いケアにつながります。
AIによる業務効率化
生成AIの導入により、報告書作成時間が従来の約5分の1に短縮されることが期待されています。この新機能は、2024年10月のリリース以降、わずか1か月間で約6万人分の報告書に使用され、多くのスタッフから支持を受けています。eWeLLは、2014年から訪問看護の医療情報をデータ化し続け、膨大な医療データを基盤にした高品質なAIサービスを提供しています。
安全性と正確性の確保
医療領域においては、正確性と安全性が求められます。eWeLLは、2018年からAIを活用したサービスを展開し、継続的な改善を行ってきました。その成果は、今回の新機能にも活かされており、高い安全性を確保しながら現場の課題を効果的に解決するAIサービスの実現を可能にしています。
今後の展望
eWeLLは、在宅医療のプラットフォーマーとして、最新のAI技術と独自の医療データを融合し、革新的なサービスを創出し続けます。これにより、在宅医療の質を向上させ、超高齢社会における持続可能な医療の形をデザインし、すべての人が安心して暮らせる社会の実現を目指します。
会社概要
株式会社eWeLLは、大阪市中央区に本社を置き、訪問看護ステーション向けの電子カルテ「iBow」や地域の医療リソースを最適化する事業を展開しています。また、全国47都道府県で5万2千人以上の看護師が使用しており、在宅患者の療養を支えています。今後も更なるニーズに応えたサービスを提供し続けることが期待されています。