CovalentとBlackBerry、IoT機器向けのサイバーセキュリティサービスを日本で展開
CovalentとBlackBerryが手を組んでサイバーセキュリティを強化
Covalent株式会社が、インテリジェントなセキュリティソフトウェアを提供するBlackBerry Limitedとのパートナーシップを結び、日本市場向けにIoT機器向けのサイバーセキュリティサービスを本格的に展開することが発表されました。この提携により、欧米市場での成功を収めているBlackBerryのサイバーセキュリティ関連サービスが、いよいよ日本に本格導入されることになります。
日本市場における重要性
近年、自動車業界や工場自動化(FA)、医療機器の分野では、複雑化したソフトウェアに対応するために、サイバーセキュリティへの急激な需要が高まっています。特に、WP.29やIEC 62443などの法規制に準拠する必要が増えつつあることから、企業はその準備に忙殺されています。このような背景の中、Covalentは40年以上にわたるデータ保護の技術を持つBlackBerryとの提携により、日本企業のサイバーセキュリティ関連の取り組みを強化する方針を打ち出しました。
提供するサービス
Covalentは、BlackBerryの技術と自社の専門知識を駆使して、以下のサービスを提供します:
1. サイバーセキュリティ対策成熟度診断(クイックアセスメント)
企業が現在抱えるサイバーセキュリティの課題を分析し、これからの改善に必要なステップを適切に設計するサービスです。
2. サイバーセキュリティ対策のための外部リサーチ
先進企業が実行している具体的なサイバーセキュリティ対策を調査し、正しい手法を企業に提供するサービスです。
3. サイバーセキュリティ対策の運用支援
SBOM(ソフトウェア部品表)やTARA(脅威分析リスクアセスメント)、ペネトレーションテストなど、サイバーセキュリティ対策の運用を支援するハンズオンサポートを行います。
これらのサービスは、自動車、産業機器、医療機器、重電などの製造業を中心に提供される予定です。
取り組みの展望
CovalentのBlackBerryとの提携について、BlackBerry JapanのSachin Aggarwal氏は、「日本のミッションクリティカル産業において、私たちのサービスを通じてセキュリティ意識が高まることを期待しております」と述べ、双方の技術とノウハウを結集することの重要性を強調しています。これにより、日本国内でも最高品質のサイバーセキュリティサービスを提供し、業界全体のレベルを引き上げていくことが目指されています。
Covalent株式会社は、これまでに培った技術と業界知識を活かし、クライアントと真正なパートナーシップを築くことを重視しています。また、経済産業省の実証事業にも参加し、サイバーセキュリティ対策の向上に寄与する取り組みを進めています。
まとめ
CovalentとBlackBerryの協業によって、日本市場でもIoT機器関連のサイバーセキュリティが強化されることが期待されます。今後の展開に注目が集まります。より詳しい情報については、Covalentの公式ウェブサイトやBlackBerryの関連ページを訪問してみてください。特に、自社のセキュリティ対策に不安を感じている企業にとって、このパートナーシップは大きな呼びかけとなるでしょう。
会社情報
- 会社名
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Covalent株式会社
- 住所
- 永田町2丁目17-17
- 電話番号
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03-6811-2349