ビン牛乳の日がやってくる!
三重県伊勢市の有限会社山村乳業が、11月26日を「ビン牛乳の日」として認定されたことをご存知でしょうか。一般社団法人日本記念日協会からの正式な認定を受けたこの日、なぜビン牛乳が特別なのか、その魅力に迫ってみましょう。
ビン牛乳の今
近年、ビン牛乳の生産量は年々減少の一途をたどっています。このままでは、2033年には製造工場が姿を消してしまう危機に直面しています。最大の問題は、供給コストの増大です。かつて多くのファンを持っていたビン牛乳ですが、現在はその人気に反して終売を余儀なくされる製品も出てきています。
山村乳業は、この問題を解決するために「ビン牛乳の日」を制定しました。目標は、ビン牛乳の魅力を広め、次世代へとその文化的な価値を継承することです。ビン牛乳は、銭湯や温泉のお風呂上がりの定番。11月26日が「ビン牛乳の日」とされたのは、数字の「11」がビンの本数、「26」が風呂を象徴するからです。
山村乳業の歴史と製品
山村乳業は、1919年に創業した歴史ある乳製品メーカーです。現在は、看板商品「山村牛乳」を始めとして、「山村コーヒー」、「山村フルーツ」、「山村ヨーグルト」、「山村ぷりん」など、豊富な品々を取り揃えています。ビン入りの乳製品は、日本でも最多を誇るラインナップです。消費者のニーズに応えるため、なんと18品目60種類の製品を製造・販売しています。
特に、牛乳の風味や味わいは、パスチャライズ殺菌によって保たれています。この製法は、人体に有害な菌を死滅させつつ、牛乳中のタンパク質をほとんど変性させません。結果、体内でゆっくりと消化吸収され、牛乳本来の味わいが損なわれないのです。これはまるで、お米を鉄釜で炊くのとアルミ鍋で炊くのと同じような違いです。
地域との繋がり
販路は広がりを見せており、伊勢市内および近郊への宅配をはじめ、直営店やスーパーマーケット、百貨店、そして伊勢志摩地方のホテルや旅館などでも販売されています。また、公式通信販売も行われており、全国にその味を届けています。
地域の人々にとって、山村乳業の製品は身近で愛される存在です。長年守り続けているその伝統と品質は、まさに三重県の誇りです。
ビン牛乳を楽しもう
「ビン牛乳の日」をきっかけに、ぜひその魅力を再発見してみてください。銭湯上がりに最高の一杯を味わいながら、ビン牛乳の文化と歴史を感じてみてはいかがでしょうか。美味しいビン牛乳を味わい、地域の特産を楽しむ良い機会です。これからも山村乳業とともに、ビン牛乳の素晴らしさを広めていきましょう。腰に手を当て、最高の一杯を楽しみましょう!