髙岸治恵、世界メダル獲得
2022-08-26 14:13:26

55歳女性、初めての世界メダルを手に!ITFテコンドー大会の快挙

55歳女性、初の世界メダル獲得の快挙



兵庫県芦屋市在住の髙岸治恵師範(55歳)が、オランダで開催されたITFテコンドー世界大会において念願の初メダルを獲得した。髙岸は、シニアの部の4段型で3位に入賞。道場開設29年目にして、ついに世界メダリストとなった。34歳からテコンドーを始めた髙岸は、シングルマザーとして平日には仕事、週末には道場での指導に忙しく過ごしながらも、この夢を実現させた。

新型コロナでの挑戦と出場決意



ITFテコンドーは、オリンピック競技のWTFとは異なり、世界大会がその最高峰だ。しかし、2021年に予定されていた大会は、新型コロナの影響で一年延期された。髙岸は一度出場を諦めたが、最終的には単身で出場を決意した。ビジネススキルを駆使し、オンラインセミナーでの記録作成に貢献した経験を生かして、道場の支援を受けたのも大きな要因だ。

日本から渡航が難しい中、髙岸は最終的に参加の道が開かれたのである。感染リスクと戦いながらも、彼女は自らの夢を実現させるために立ち上がった。特に、他の選手が参加を見送る中で単独で競技の舞台に立つ決意は、並々ならぬ勇気を要した。

妊娠中もアジア大会に出場



髙岸には16歳の双子がいるが、彼女は2005年に妊娠中も現役で競技に参加していた。妊娠初期の段階でも、マレーシアでのアジア大会に出場し、組手で優勝を果たすなどその実力は本物だ。「ひょっとしたら」という気持ちを胸に、強烈な気迫で挑んだ彼女の姿は印象的だ。もちろん、今の彼女は大事なことは周囲の大人たちにも教える立場となり、指導者としても優れた存在となっている。

次回大会への意欲



次回の2025年の世界大会にも髙岸は出場する意欲を示している。59歳となる彼女だが、その情熱は衰えていない。「世代の選手たちが引退しても、私にはまだできることがある。それに、若い選手たちのための道を開くことが、私の責任だと思っています。」と力強く語る。

髙岸師範の育成スタイル



髙岸は、ITF兵庫道場で特に親子での修練を勧めている。子供たちが親を尊敬するような関係性を築いており、互いに技術を教え合うこともある。また、彼女自身も道場で多様な指導を行い、入門時から同じ大会に参加して金メダルをもらった経験もある。

「私だけでなく、同世代の選手たちとも互いに刺激し合っています。テコンドーは、体力づくりだけでなく、精神力をも養う重要な競技ですから」と自身の経験や活動を振り返る髙岸。

まとめ



髙岸治恵師範の活躍は、ただの競技者としてだけでなく、指導者としての姿勢にも表れている。彼女の活動を通じて、武道の精神や親子の絆を育む重要性を再認識させられる。母として、選手として、そして師範としての髙岸の姿は、今後も多くの人に勇気を与え続けるに違いない。

本記事では、髙岸さんの魅力や背景を紹介し、次回の世界大会でのさらなる活躍を期待したい。

会社情報

会社名
ITFテコンドー兵庫道場
住所
兵庫県三田市駅前町19-3
電話番号
090-7755-8870

トピックス(エンタメ)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。