廃棄されるのぼり旗を再利用した「ノボリバタプロジェクト」は、関わるすべての人々に新たな価値を体験させる取り組みです。このプロジェクトが目指すのは、環境問題や社会的課題を解決するための持続可能な社会の実現です。プロジェクトの中心には、障がいのある方々がいます。彼らは、廃材ののぼり旗を裂き織りの手法で再加工し、「NOBO+ORI(ノボオリ)」という新しい製品を生み出しています。この製品は、単なる再利用品ではなく、創造的で美しい作品として社会に提供されます。
「NOBO+ORI」は、イランの伝統的な手織り絨毯「ギャッベ」にインスパイアされてデザインされています。かつては粗末に扱われていたギャッベも、今では貴重な工芸品とされています。この影響を受け、「ノボリバタプロジェクト」では、廃材の美と価値を再発見し、日本版ギャッベを作り出そうとしています。実際に、「NOBO+ORI」は織り手たちによる高い技術力を活かした製品であり、彼らはこのプロジェクトを通じて技術をさらに磨き上げています。
このプロジェクトでは、障がいのある織り手たちがしっかりと仕事を確保することも目指しています。試算によると、織り手たちが十分な量の仕事を得られれば、その工賃は現在の約3倍にまで増えると期待されています。このように、「ノボリバタプロジェクト」は、経済的自立の支援と社会参加の機会の拡充を図っているのです。
プロジェクトに参加することで、廃材に新たな命を吹き込むだけではなく、社会的な意義も持つ製品を販売することができます。そのために、企業や団体と連携し、寄付されたのぼり旗を活用して「NOBO+ORI」として再生しています。こうした取り組みを通じて、障がいのあるクリエイターたちの技術を広めていくと共に、多様性を尊重する豊かなコミュニティの構築を目指しています。
また、プロジェクトの認知度向上や販路拡大も重要な課題です。そのため、新たに「NOBO+ORI」アンバサダーを募集しています。広める役割を果たしてくれる方々、店舗での販売、広告メディアでの取材、製作に関わってくれる方々にぜひ参加してほしいと願っています。さらに、参加希望者には「NOBO+ORI」のサンプルを提供することも可能です。
「ノボリバタプロジェクト」は、PR TIMESが提案する「April Dream」にも賛同しています。4月1日に企業が夢を発信するこの取り組みを通じて、我々も真剣に夢の実現を目指しています。具体的な活動については、公式ウェブサイトを訪れて詳細を確認することができます。皆さんの参加を心よりお待ちしています。
【プロジェクトの詳細】
公式ウェブサイト:
ノボリバタプロジェクト
住所: 大分市片島8-4-2
電話: 097-567-7504
「リトルアトリエスイッチ」は、障がいのある方々の制作物の魅力を最大限引き出すための仕組みを作る団体で、そんな彼らと共に新しい社会の実現を目指す活動を展開しています。