新たなBIM体験の扉を開く
特設サイトの公開
株式会社キャパは、BIMオブジェクトプラットフォーム「BIMobject」の特設サイトを2025年4月に公開しました。このサイトでは、ユーザーがBIMobjectを通じてファミリや設計データのダウンロードの便利さを実感できる機能が備わっています。特設サイトへのアクセスは
こちらです。
この特設サイトは、株式会社キャパとBIMobject Japan株式会社の協力のもとで制作されたものであり、両社は建設業界内でのBIM活用を促進するために、2025年3月から本格的な協業を開始しています。彼らのパートナーシップの目的は、BIM(Building Information Modeling)技術を用い、建設プロジェクトの効率化と精度向上を図ることです。
両社の役割と専門性
株式会社キャパは、42年の歴史を誇るソフトウェア開発企業であり、BIM、CAD、CIMソフトウェアのカスタマイズを専門としています。一方、BIMobject Japanは、グローバルなBIMコンテンツプラットフォーム「BIMobject」の国内運営を担っています。この協業により、キャパはBIMobject Japanのプラットフォームを利用して日本のメーカーのBIM対応を加速し、設計者には必要なデジタルデータを提供することを目指しています。
日本の建設業界では、BIM/CIMの導入が急速に進んでおり、坪面積や設備メーカーにとってもBIMデータの標準化やシステム連携がますます重要になっています。キャパとBIMobject Japanの提携は、こうしたBIMの普及を加速し、業界全体の生産性を向上させることを目的としています。
BIMobjectの利点
BIMobjectは、メーカー製品のデジタルデータを集約したプラットフォームであり、設計者はこれを無償でダウンロードすることができます。これにより、設計者は最新の建材や設備の情報を直感的に入手し、設計作業の効率化と精度向上に貢献できます。
BIMobject Japanは、設立以来、野原グループとBIMobjectABが提携して運営しています。プラットフォームは世界中から建設資材や設備メーカーの製品情報を取りまとめており、設計者にとっては貴重なデータ源となっています。また、BIMobjectは多様なサイトやソリューションとの連携も可能であり、高機能なデータ管理システムとしてデータの管理効率を高めます。
キャパの技術力
キャパは、CAD・BIM・CIMソフトウェア開発における経験を大いに活かし、特にRevitのコンサルティングや開発を通じて、BIMファミリの社内データベースの構築を提案しています。これにより、設計者は必要なデータを効率的に管理し、プロジェクトの精度を高めることが実現可能です。
この協業を通して、日本のメーカーのBIM対応を加速し、データの流通と活用を促進します。また、日本のメーカーが海外市場でも競争力を持つようサポートし、グローバルなシェアを拡大することを視野に入れています。
協業の具体的内容
株式会社キャパとBIMobject Japanの協業では、以下のような取り組みが行われています。
- - メーカー向けBIM導入支援
- - BIM活用ガイドラインの策定支援
- - BIMデータの標準化とプラットフォーム最適化
- - データ管理・流通の効率化
これを通じて、建設業界のデジタルトランスフォーメーションを一層推進し、未来の持続可能な発展を目指しています。キャパとBIMobject Japanの協力が、業界にとって大きな一歩となることでしょう。