LivMapがやまなし火山防災イノベーションピッチコンテスト2025に採択
株式会社はんぽさきが開発した共有地図アプリ、LivMap(リブマップ)が「やまなし火山防災イノベーションピッチコンテスト2025」において採択されました。このコンテストは、山梨県及び富士山科学研究所が主催し、民間企業との協力によって火山防災の課題を解決することを目的としています。新たな火山防災の取り組みとして、LivMapは災害時や平常時を問わず利用可能なフェーズフリーな運用に基づいた提案を行います。この採択を通じて、より安全で迅速な災害対応を実現し、地域の安全に寄与する意向を示しています。
LivMapの提案内容
LivMapは、これまで数多くの災害対応において良好な実績を示してきました。特に、衛星データ解析やドローン技術との連携を通じて、被災状況をより効率的に把握できるような機能を備えています。これにより、現地調査を的確に行うことができ、災害時には迅速な意思決定が求められます。LivMapは地図、チャット、写真、空撮データを組み合わせることで、災害対応に強いシステムを実現しました。
評価されたポイント
持続可能な防災のための多面的アプローチが評価されており、LivMapは有事だけではなく平常時にも役立つ機能を提供します。特に、自治体や民間企業とともに、火山災害のリスクを低減させるための取り組みとして、今後の展開が期待されています。
衛星データ解析結果との連携
LivMapと衛星データ解析を連携させることで、大規模な災害時における被災状況を全体的に把握することが可能になり、迅速かつ的確な現地調査を実現します。各関係者がリアルタイムで情報を共有し、効率的な行動が可能となります。
ドローン技術の活用
ドローンのデータをLivMapに搭載することで、非常に広範囲にわたる被災状況を把握できる点も重要な特徴です。得られたオルソ画像は、被災地域の詳細な状況を提供し、現場でのリサーチ精度を向上させます。例えば、溶岩流や砂防施設の状況を詳細に観察することができます。
実績と今後の展望
LivMapは過去に実際に、能登半島地震や台風10号などで活用されており、現場情報の一元管理と進捗状況の把握を迅速に行うことができました。このような成功事例を基に、今後もさらに多くの災害対応に役立てられることを目指しています。地域社会の安全確保に向け、LivMapの活用価値はますます高まっています。
LivMapについて
LivMap(リブマップ)は「デジタル地図によるフィールド業務のDX」を実現するアプリとして、設備管理、現地調査、農林水産業などの様々なフィールドでの利用が進んでいます。ユーザーは、必要な地図を現場に持ち出し、その上で状況をリアルタイムで把握することができるのです。その結果、業務の効率化を図ることが可能です。さらに、月額880円からという低コストで利用できる点も魅力の一つです。
このように、LivMapは新しい火山防災の可能性を秘めており、地域の安全強化に寄与することが期待されています。