進化したハンドヘルド蛍光X線分析計「Vanta」第2世代の登場

新型ハンドヘルド蛍光X線分析計Vantaの進化

株式会社エビデントは、2025年1月23日に新型のハンドヘルド蛍光X線分析計「Vanta」第2世代Elementシリーズを発表します。この新モデルは、スクラップ分別や金属製造、貴金属検査において、より迅速かつ正確な合金判定を可能にする最新技術を搭載しています。

測定の簡便性と正確性

Vanta（バンタ）は、軽量で持ち運びやすく、耐久性に優れた外装が特徴です。この分析計は、測定対象に含まれる元素やその含有量をその場で簡単に測定できる非破壊検査機器です。新型のVanta Elementと、軽元素分析を行えるVanta Element-Sの2モデルが用意されており、操作性や測定スピードの向上が図られています。

また、従来機種の性能を受け継ぎつつ、これまで以上に快適な使用感を追求しました。特に、SDD（シリコンドリフトディテクター）を搭載しており、これにより測定のレスポンスが飛躍的に向上しました。さらに、画面デザインも刷新され、直感的に操作可能なインターフェースが実現されています。

人間工学に基づいた設計

新型Vantaは、人間工学に基づいた握りやすいデザインを取り入れています。これにより、片手で持つ際のバランスが改善され、長時間の作業でも手首にかかる負担を軽減します。また、スタンドなしで自立できる新設計が採用され、測定時の利便性が向上しています。

効率的なデータ管理

新しいVanta Elementシリーズは、無線LANやBluetooth®、USB接続機能を装備しており、測定データをクラウド上で即座に共有できます。この特徴により、検査の効率化を実現し、関係者との情報共有をスムーズに行うことが可能です。データの自動的な格納・管理機能も搭載され、業務の効率化に寄与します。

幅広い用途に対応

Vanta Elementシリーズは、分解能と測定速度の改善により、コストパフォーマンスの高い製品に仕上がっています。測定可能な元素は、顧客のニーズに応じてカスタマイズも可能です。これに加え、本シリーズは新しくリニューアルされたフィールドスタンド、ソイルフット、ホルスターなどのアクセサリーを活用することで、さらに測定の効率性を高めます。