未来の可能性を広げる企業体験
10月15日と22日に、三井ダイレクト損害保険株式会社による盲学校生徒向けの企業体験が実施されました。この取り組みは、盲学校生徒が職場環境や業務内容を理解し、自身の将来について考える貴重な機会です。今回のプログラムは、社長の挨拶から始まりました。
企業体験の流れ
最初に参加者は、取締役社長の河村隆之氏からの挨拶を受けました。社長の言葉は、企業の理念や社員がどのような思いで仕事に取り組んでいるかを伝えるもので、生徒たちは真剣に耳を傾けました。
次に、自動車保険の仕組みや会社の組織についての座学が行われました。学生たちは、保険の基礎知識を学びながら、実際の業務がどのように展開されているのかを理解する一助となりました。これは、今後の職業選択に向けた参考にもなったことでしょう。
さらに、参加者たちは、当社のパラアスリートである熊谷豊選手のデスク見学を通じて、実際の職場の雰囲気を感じ取ることができました。熊谷選手は、自身の業務での苦労や工夫について赤裸々に語り、生徒たちの興味を引きました。多くの質問が飛び交い、生徒たちの視野が広がる瞬間が見受けられました。
電話応対体験
企業体験の一環として、電話応対体験も行われました。お客さまセンターの社員が講師を務め、生徒たちはお客様に対して心地よい対応ができるよう、実践的なスキルを学びました。初めは緊張した様子が伺えましたが、時間が経つにつれて表情も和らぎ、楽しそうに電話応対に挑戦する姿が印象的でした。体験の最後には、まとめクイズが行われ、笑顔で回答する生徒たちの姿が見られ、達成感を感じられる場となりました。
継続的な活動
この取り組みは2021年度から始まっており、企業体験の他にも、清掃活動や金融リテラシー講座などさまざまなボランティア活動を通じて、地域社会との交流を深めています。三井ダイレクト損保は「強くてやさしい」企業を目指し、お客様に寄り添ったサービスを提供することを重視しています。今後も、地域に根ざした活動を継続していく方針です。
このような企業の取り組みは、学生たちに未来への道を示す重要なステップとなります。三井ダイレクト損保の活動を通じて、多くの学生が自身の可能性を現実のものとしていくことを期待しています。