静岡市清水区の文化の未来を支えるプロジェクト
静岡市清水区に位置する「旧カトリック清水教会聖堂」は、希少な木造ゴシック様式の建築物であり、地域の文化にとって重要な存在でした。1889年に築造されたこの聖堂は、88年もの間、その美しいデザインと歴史的価値で地元住民に親しまれてきました。しかし、建物の老朽化が進んだことにより、2024年7月末に解体されることが決定しました。この運命に抗うため、一般社団法人「旧カトリック清水教会聖堂の木造ゴシック建築を活かす会」が設立され、希少な木造ゴシック様式建築を未来へと繋ぐ活動を始めました。
このプロジェクトでは、クラウドファンディングプラットフォーム「BOOSTER」を活用し、その支援を呼びかけています。様々なサポーターたちがこの価値ある建築物を守るために集まっているのです。
プロジェクトの目的
本プロジェクトの目的は、次の3つに集約されます。
1.
希少性の認知向上:日本における木造ゴシック様式建築物が存在することを広く知らしめ、地域の文化的価値を再認識してもらうこと。
2.
再建資金の調達:地域住民や支援者の協力を得て、新しい施設を建設するための資金・仲間を集めること。
3.
記念品の提供:旧カトリック清水教会にまつわるメモリアルグッズをリターンにすることで、参加者が思い出を持ち帰り、再建に向けた気持ちを繋げていくこと。
再建のビジョン
清水区の新天地で再建された文化施設には、多様な地域イベントやコミュニティ活動が行われるスペースが設けられることを目指しています。建物は、木造ゴシック様式の特徴をそのまま活かしつつ、現代のニーズにも応えられるようなリノベーションを施す計画です。そのため、地域のアーティストや文化活動団体と連携し、地元の魅力を最大限引き出せる場所にすることが意図されています。
支援の方法
プロジェクトは、2024年7月22日から2024年10月9日までの期間に募集中です。この期間内にクラウドファンディングページ(
こちら)より、支援を行うことができます。支援者には、ロゴ入りのアイテムや特別なイベントへの招待など、さまざまなリターンが用意されています。
このプロジェクトに注目しているのは、静岡新聞社や静岡放送、静岡PARCO、松坂屋静岡店など、地域を代表するメディアや企業です。彼らはこの取り組みを通じて、静岡の活性化を図っています。
まとめ
木造ゴシック建築の魅力は単なる外観だけではなく、地域の歴史や文化が詰まったものであり、それを未来に繋ぐためのプロジェクトは大変意義深いものです。みなさんもぜひ、清水区のこの活動に参加し、地域の文化を守る一助となりましょう。