地域共創の新展開　「Cuuvel」が山陰合同銀行の基盤に採用

株式会社電通総研は、山陰合同銀行が展開する「さんいんウォレット」の基盤として、地域共創アプリ「Cuuvel」を採用したことを発表しました。この取り組みは、山陰地方におけるキャッシュレス化を進め、地域金融機関と自治体の連携を強化しながら新たな価値創出を目指しています。

「さんいんウォレット」って何？

「さんいんウォレット」は、山陰地域を中心に利用可能なお財布おまとめアプリです。このアプリにより、利用者は自治体が発行するデジタル地域通貨やデジタル給付金、さらには民間のポイントサービスを一つのアプリで手軽に管理・利用できるようになります。

なぜ「Cuuvel」が選ばれたのか？

地域共創を進める中で、キャッシュレス化は急速に進展しています。特に山陰合同銀行では、2025年2月から地域ベースの決済プラットフォーム「さんいんウォレット」を導入し、利便性と安全性を兼ね備えたキャッシュレス環境の確立を目指します。そのために、電通総研が開発した「Cuuvel」の採用を決定しました。

採用のポイント

1. 地域密着型の営業支援体制
電通総研は各県に専任営業を配置しており、自治体への提案活動を積極的に支援しています。この体制により、補助金情報の共有や共同提案を行い、地域金融機関と自治体の連携を強化していくことが考慮されました。

2. 利便性の高いフロントアプリ
利用者に直感的で使いやすいUI/UXを提供することで、キャッシュレス利用の定着を促進する点が高く評価されました。

3. 充実した事務局管理機能
アプリ内にはキャンペーンや利用状況を一元管理できる事務局機能が備わっており、データ分析やレポート作成も容易です。この機能の運営効率化は、導入判断において大きな要因となりました。

電通総研は「Cuuvel」を通じて地域の生産性を高め、自治体や地域金融機関の運営を効率化するために貢献していく方針です。地域経済の活性化に向け、今後の取り組みにも注目です。