若女食品のMSC貝柱風味フライ、ジャパン・フード・セレクションでW受賞!
島根県江津市に拠点を置く老舗食品メーカー、若女食品株式会社が製造する「MSC貝柱風味フライ」と「MSCアニメ貝柱風味フライ」が、一般社団法人フードアナリスト協会主催の「第81回ジャパン・フード・セレクション」において、W受賞という快挙を成し遂げました。
ジャパン・フード・セレクションは、23,000名にも及ぶフードアナリストによる厳正な審査で知られています。書類審査から最終審査まで5段階の選考過程を経て、100項目にもわたるチェック項目をクリアした商品だけが、この栄誉ある賞を受賞できるのです。若女食品の2製品は、その高い品質と独自の取り組みが認められ、最高位であるグランプリを獲得しました。
サステナブルな美味しさへの挑戦
受賞商品の「MSC貝柱風味フライ」は、アラスカ産のスケソウダラを使用。国際認証であるMSC(海のエコラベル)認証を取得した持続可能な漁業で獲られた魚のみを使用することで、環境への配慮を徹底しています。
また、パッケージングにも工夫が凝らされています。ノントレー包装を採用することで、ゴミを削減。環境に配慮したインクを使用し、さらにジップ付きパッケージにすることで、家庭でのフードロス削減にも貢献しています。
アニメコラボで世界へ発信
もう一つの受賞商品である「MSCアニメ貝柱風味フライ」は、「MSC貝柱風味フライ」のパッケージに、若女食品の公式キャラクターと調理例を掲載した商品です。アニメという日本文化を世界に発信する要素を取り入れることで、より幅広い層に商品を届ける戦略をとっています。
若女食品は、このキャラクターを用いたオリジナル漫画の制作も計画しており、地方の中小企業として珍しい取り組みを積極的に行っています。
地域社会への貢献
1907年創業の若女食品は、国際基準であるFSSC22000やMSC CoC認証を取得するなど、国際的な品質管理体制を整備しています。海外への製品展開を通して、日本の食文化を世界に発信する活動にも力を入れています。
さらに、社名に込められた「女性がいつまでも若々しく輝いて働く会社」という理念のもと、若者雇用や女性の活躍推進にも積極的に取り組み、「ユースエール認定」、「えるぼし認定」(3つ星)を取得しています。これは島根県内の製造業として初の快挙です。
まとめ
若女食品のW受賞は、単なる製品の評価にとどまりません。サステナブルな取り組み、日本のアニメ文化との融合、そして地域社会への貢献という、多角的な視点から評価された結果と言えるでしょう。これからも、若女食品の挑戦は続きます。