磐梯町、地域デジタル通貨「ばんだいコイン2.0」の開発へ向けた新しい連携協定
福島県磐梯町(町長:佐藤淳一)は、地域デジタル通貨である「ばんだいコイン」の後継アプリ開発に向けて、様々な企業や団体と包括的な連携協定を締結しました。この取り組みは、地域経済のさらなる発展を目指し、愛着人口の増加を図るものです。
協定締結の背景
今年で3年目を迎えた現行の「ばんだいコイン」は、町民や観光客にとって非常に便利なデジタル通貨として機能しています。しかし、磐梯町はさらなる進化を必要としており、使いやすく、魅力的な新バージョン「ばんだいコイン2.0」を研究・開発することに決定しました。この新たなデジタル通貨は、町民だけでなく、町外の訪問者にも特に便利で、地域経済の活性化に貢献することが期待されています。
協定の目的と目標
新しい協定は、各企業や団体が持つ知識や技術を互いに活用し、以下の目標を達成するために結束するものです。
- - 地域経済の発展
- - 磐梯町の人口増加
- - 住民満足度の向上
- - 愛着人口の増加とその構成者の満足度向上
これらの目標を実現することにより、磐梯町は持続可能な地域づくりを推進するとともに、訪れた人々にとっても魅力的な地域となることを目指しています。
具体的な連携事項
協定の内容には、さまざまな取り組みが盛り込まれています。主な連携事項は以下のとおりです。
1.
ICT・デジタル技術を活用した地域経済発展に関わる事業の企画・実施。
2. 磐梯町の人口増を目的とした地域デジタル通貨による住民満足度の向上。
3. 観光客を増やす施策や、関係人口(愛着人口)の増加施策等の推進。
4. ベクトル通貨を使用したデジタル地域通貨及び決済方法の研究・実証。
5. 教育及び人材育成事業の実施で持続可能なまちづくりの推進。
6. 目的達成のために必要と認める事項の実施。
これにより、協定に参加するすべての企業や団体が連携し、地域の活性化に向けた取り組みを強化することができるのです。
地域デジタル通貨ばんだいコインとは
「ばんだいコイン」とは、磐梯町内の加盟店舗で利用できる地域デジタル通貨です。このコインは現金を専用アプリにチャージし、1コインを1円相当として使用できます。また、チャージ金額に対して10%のポイントが付与され、ポイントもコインとして利用可能です。チャージは全国のセブン銀行ATMや直接設置されたチャージ機を通じて行えます。
磐梯町の魅力
磐梯町は、東京都心から北へ約200kmに位置し、山紫水明の地として知られています。会津仏教文化発祥の地とも言われ、平安時代に建立された慧日寺をはじめとする多くの歴史的遺産があります。また、名水で作られる日本酒や美味しい蕎麦など、食文化も豊かです。これらの魅力を活かしながら、地域経済の発展に寄与することを目指している磐梯町に、今後も注目が集まるでしょう。