京都府、子育て世帯支援のためナビタイムジャパンと協定を締結

京都府とナビタイムジャパンの新たな取り組み

京都府が2025年9月5日、株式会社ナビタイムジャパンと子育て世帯の外出支援を目指す連携協定を結びました。この協定の目的は、子育て環境をさらに安全で快適なものにすることであり、多くの家族が安心して外出できるようにすることです。

京都府の取り組みとは？

「子育て環境日本一」を目指す京都府は、2023年12月に「京都府子育て環境日本一推進戦略」を改定し、様々な施策を展開しています。中でも「きょうと子育て応援パスポート」や「キッズフレンドリー施設」といった制度を整備し、子育て世帯への支援情報をウェブサイト『まもっぷ』で発信する取り組みは大変評価されています。これにより、家族が外出する際の不安を軽減し、より多くの家庭に安心感を提供しています。

ナビタイムジャパンの技術

ナビタイムジャパンは、経路探索技術を活用した『NAVITIME』アプリを提供しています。このアプリには「ベビーカー優先ルート」検索機能が備わっており、子ども連れの移動を支えるためのサービスを展開しています。子育て世帯のニーズに応えることで、親子共に快適な移動を実現します。

連携協定の具体的な内容

本協定では、以下の分野において連携し、お互いの強みを活かします。

1. キッズフレンドリー施設の利用促進
- 京都府の施設情報を活用し、ナビタイムアプリに位置情報や利用支援情報を表示。
- 授乳室情報のタグ検索機能を実装。
- アプリ間の遷移を可能にし、利便性を向上させます。

2. 外出支援施策
- 『まもっぷ』の施設紹介ページからナビタイムアプリへの直接遷移を実現し、ユーザーがルート検索を簡単に行えるようにします。
- 特定のルート検索機能を無料で提供し、子育て世帯の快適な移動を支援します。

3. 気運醸成に向けた活動
- 両サービスを利用促進するためのキャンペーンを共同で実施し、外出を楽しむ文化を促進します。

本協定の締結は全国初の試みであり、今後もこの取り組みから多くの家族が恩恵を受けることが期待されています。