作家サンタが広がる!「ブックサンタ」の新たな取り組み
今年、「作家サンタとブックサンタ」の活動に新しい風が吹き込みました。認定特定非営利活動法人チャリティーサンタが主催するこの特別プログラムは、全国にいる困窮家庭の子どもたちへ新品の本を届ける取り組みです。2025年12月10日時点で、総勢45名の作家が参加しており、ここに新たに20名が加わる形となりました。
「作家サンタとブックサンタ」は、小説や絵本などさまざまなジャンルの作家たちが、「今、子どもたちに読んで欲しい本」を選定し、その魅力を広める活動です。新しい仲間の参加により、子どもたちへの「本との出会い」がさらに特別なものとなることでしょう。
寄付という形で本を届ける
このプロジェクトは、困難な状況にある子どもたちに向けて、読書の楽しさを伝えることが目的です。参加作家たちの選書やメッセージを通じて、一般の寄付者が寄付を行う際に参考にすることができます。これにより、「誰かのサンタクロースになる」という新たな楽しさを感じていただける狙いです。
今年新たに加わった作家たちは、多様な分野の才能を持つ文筆家たちで、人気ミステリー作家やメディアで話題の作品の原作者も参加しています。特に、子どもたちの心をつかむ絵本作家や児童文学者からの推薦図書は注目を浴びています。
新参加作家の推薦タイトル
新たに参加した作家たちの中には、浅倉秋成氏の『ラッシュライフ』や、あさのますみ氏の『リジーと雲』、麻生かづこ氏の『パディントンのクリスマス』など、さまざまなジャンルの名作が揃っています。これにより、子どもたちにとって特別な読書体験を味わえる機会が増えることでしょう。また、今年からの参加者も今後さらに増える予定です。
活動を支える今村翔吾氏からのメッセージ
このプロジェクトの立ち上げに関わった直木賞作家の今村翔吾氏は、サンタクロースの存在を信じ、「私は作家として、書店を経営する一人として、この取り組みを応援したい」と語っています。彼は、「ブックサンタはただ本を届けるだけでなく、物語を、学びを、未来を届ける活動でもある」と意義深いメッセージを発信しています。これは、未来の読者を育てるための大切な取り組みであると共に、読書習慣を身に付ける大きなチャンスでもあります。
ブックサンタの成長と広がり
「ブックサンタ」は、2017年に始まったこのプロジェクトが年々進化し、昨年には約13万冊の本が寄付される大規模な活動に成長しました。2025年には、全国47都道府県で1,861店舗が参加。オンライン書店やクラウドファンディングを通じて、もっと多くの支援が得られることが期待されています。
活動への参加
この活動は誰もが参加できるもので、「あなたも誰かのサンタクロース」というメッセージのもと、一般の方々が書店で新品の本を購入し、寄付することが可能です。本プロジェクトに興味がある方は、特設サイトやオンライン書店を訪れてみてください。子どもたちの未来に、あなたの応援が届くかもしれません。
【団体情報】
- - 団体名: 認定特定非営利活動法人チャリティーサンタ
- - 活動開始: 2008年
- - 代表理事: 清輔 夏輝
- - 所在地: 東京都
- - ウェブサイト: チャリティーサンタ公式サイト