株式会社ウィルオブ・ワークが生成AI-OCRを導入
株式会社ウィルオブ・ワーク(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:村上 秀夫)は、2023年12月からAI inside株式会社が提供する生成AIを用いたAI-OCRサービス「DX Suite」を導入しました。この取り組みは、業務の工数削減と生産性向上を目的としています。
背景と課題
ウィルオブ・ワークでは、社員や派遣スタッフが定期的に受ける健康診断の結果が、それぞれ異なる形式の紙面で届くため、従来は手入力でデータを登録していました。健康診断の結果は産業医に3か月以内に報告する必要があり、手入力による登録では、提出期限を過ぎることもありました。このような状況から、業務の効率化が急務となり、DX化の推進が図られたのです。
生成AI-OCR「DX Suite」の導入
「DX Suite」は、異なる形式の帳票でもデータを読み取ることができ、必要なテキストを自動で抽出し、CSVやPDFなどの多様な形式で出力できる機能を備えています。このスムーズなデータ処理により、従来の手入力作業が大幅に効率化されることになりました。
実績と影響
このAI-OCRの導入によって、1件のデータ処理につき11分の工数削減が実現し、年間約2,500時間もの工数を削減できる見込みです。業務の改善により、今後も増加が見込まれる社員や派遣スタッフのバックオフィス業務を、追加の人員を増やすことなく効率的に対応可能となりました。
今後の展望
ウィルオブ・ワークでは、今後も経費入力や請求書処理など他の業務にも生成AI-OCRの適用を広げる方針です。全社的な業務工数削減と生産性向上を目指し、さらなる業務効率化に取り組んでいく予定です。実際、ウィルオブ・ワークは、様々な業種に特化した人材派遣や業務請負、さらに人材紹介などのサービスを展開していることから、得た知見を生かした教育活動とも連携しながら、より専門性の高い人材ビジネスにも注力しています。
会社概要
ウィルオブ・ワークは、販売やコールセンター、介護といったさまざまな業種に特化したサービスを提供しており、その教育活動を通じて専門的な人材の育成にも力を入れています。社員数はおよそ4,283名(2024年3月31日現在)、社号は株式会社ウィルオブ・ワークです。設立は1997年1月で、資本金は9,900万円で、詳細な情報は
こちらから確認できます。
この取り組みを通じて、ウィルオブ・ワークはすべての人々の働く機会を増やし、多様な働き方を支援することを目指しています。