静岡市とパナソニックの協力で脱炭素社会へ
2024年11月18日、静岡市とパナソニック株式会社エレクトリックワークス社は、脱炭素社会の実現に向けた連携協定を締結しました。この協定の主な目的は、最先端の建築物であるZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)の普及と導入促進にあります。両者は、この協力関係を通じて、持続可能な社会の構築を目指します。
政府は2030年度までに温室効果ガス排出量を2013年度比46%削減、2050年には実質ゼロを掲げています。静岡市も、2022年度に策定した「第3次静岡市地球温暖化対策実行計画」に基づき、2030年度には51%の削減を目指しています。そのため、ZEB化が重要な役割を果たすと考えており、民間企業との協力を強化することで積極的に取り組んでいく方針です。
ZEB化の重要性
静岡市が推進するZEB化は、省エネルギーの促進だけでなく、再生可能エネルギーの導入やエネルギーの高度利用、さらには気候変動対応にも寄与します。ZEBは、建物自体が必要なエネルギーを自給自足できることを目指し、さらなる省エネとクリーンエネルギーの活用を促すものです。
今回の協定では、具体的に4つの取り組みが掲げられています。1つ目は、既存建築物を対象にしたZEB化の難易度調査。2つ目は、調査結果をもとにしたZEB化手法の検討です。3つ目は、認知度向上のためのセミナーや説明会の開催。最後に、本協定の目的に資するその他の事業に関する連携です。
このような取り組みを通じて、静岡市内のZEB化を加速し、省エネルギー化の進展や災害時の事業継続能力の強化を図るとともに、全市民の意識向上を目指します。
連携協定の意義
脱炭素社会への移行は、今や我々の喫緊の課題です。特に都市部では、交通や建物からの温室効果ガス排出が多いため、これを削減することは非常に重要です。静岡市とパナソニックの連携協定は、この課題に対する具体的なアクションプランとなり、多くの企業や市民を巻き込む形での取り組みが期待されます。
本協定により、国の目標だけでなく、県内の具体的なアクションとしても注目されています。民間企業の協力があればこそ、実行可能なプランが現実となります。この連携がどのように進展するのか、今後の動向が注目されます。
お問い合わせ先
この連携協定に関する問い合わせは、以下の連絡先までお願いいたします。
パナソニック株式会社 エレクトリックワークス社
マーケティング本部 中部電材営業部 静岡電材営業所
電話:06-6908-1131(大代表)
静岡市 環境局 GX推進課
電話:054-221-1077
ホームページ:
静岡市環境局
この取り組みが、静岡市だけでなく日本全体の脱炭素社会の実現に寄与することを願っています。