共同研究の進化に最適なプラットフォーム、誕生
リーガルテック株式会社がこのたび、国内初の「共同研究向けデータルーム」(以下、共同研究VDR)を発表しました。このプラットフォームは、金融監査業務に使われる高機能なバーチャルデータルーム(VDR)の拡張版であり、共同研究に特化した設計がなされています。
共同研究の課題を乗り越える
近年、企業と大学、研究機関との共同研究が増加する中で、情報共有のインフラが追いついていない状況が続いています。多くの研究チームが依然としてメール添付や一般的なクラウドストレージに頼っているため、以下のような問題が頻発しています。
- - 最新版の資料管理が難しい
- - 権限設定に伴う共有ミス
- - 機密情報の漏洩リスク
この状況において、共同研究のニーズに合致した新たな情報共有手段が強く求められています。この課題を解決するため、共同研究VDRは「外部共有専用のレイヤー」を構築し、研究スピードの向上とセキュリティの確保を両立しました。
共同研究VDRの特長
共同研究VDRは、以下の3つの特長を持ち、共同研究における課題を克服します。
1.
外部組織ごとの権限管理
共同研究VDRでは、プロジェクトごとに参加者の権限をカスタマイズすることが可能です。これにより、組織単位でのアクセス制御が行え、情報が適切に共有されます。加えて、ダウンロード禁止やキャプチャ防止の機能も備えています。
2.
AIによる自動要約機能
共同研究では、量の多い実験データや議事録が頻繁に発生します。共同研究VDRは、これらの資料をAIが即時解析し、要点を抽出したり、各テーマへの自動タグ付けを行うことで、研究効率を大いに向上させます。
3.
無制限の外部ユーザー対応
研究プロジェクトは流動的で、さまざまな外部機関が参加するため、共同研究VDRでは外部ユーザーの数に制限がありません。フェーズに応じて柔軟にメンバーを追加できる設計がなされており、権限が崩壊する心配もありません。
具体的な利用シーン
共同研究VDRは、以下のようなさまざまなシーンでの利用に最適です。
- - 企業と大学の共同研究による実験データの共有
- - 製造業と部品メーカー間の試作ログの共有
- - 医療機器メーカーと大学病院の臨床研究データ共有
これにより、共同研究にありがちな「どれが最新版かわからない」「権限が混ざる」「漏洩が怖い」という問題を解決します。今後は、研究テーマ別のダッシュボードや、全体的なAIの強化などの機能アップデートも企画されています。
代表者の思い
リーガルテックの平井社長は、共同研究の急増にもかかわらず、情報共有の仕組みが古いままであることに強い課題意識を持っています。「メール添付や汎用クラウドで研究を進める時代は終わりました。私たちの目指すのは、安全で、迅速かつ継続可能な共同研究の新しいスタンダードです。」と述べています。
こうした背景から、共同研究VDRは現場における情報共有の新たな基盤となることが期待されています。詳細については、
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