新プロジェクト始動
2025-12-12 12:08:29

SCSKとAWSが新たに「AI駆動開発ライフサイクル」プロジェクトを始動

SCSKとAWSが取り組む新たなAI駆動開発プロジェクト



SCSK株式会社が、アマゾン ウェブ サービス(AWS)と共に新しいソフトウェア開発方法論「AI 駆動開発ライフサイクル(AI-DLC)」を活用したプロジェクトを開始しました。この取り組みは、エンタープライズ市場での競争力を高めるための重要なステップとなります。

プロジェクトの背景



2023年10月、SCSKはAWSとの戦略的協業契約を締結し、両社の連携を進めてきました。この協業を元に、SCSKはこれまでのAI駆動型開発を加速させ、AI-DLCを導入することで、システム開発プロセス全体を再構築することを目指しています。AIの技術を使い、ヒューマンインタフェースを進化させることで、開発の質と速度を両立させることが狙いです。

現在の開発スタイルは「人が作り、AIが支援する」ものでしたが、今後は「AIが作り、人が判断する」という新たなスタイルへ進化させ、より効率的なシステム開発を実現します。

AI-DLCの概要と期待される効果



新たに導入されるAI-DLCは、開発ライフサイクルを「開始」「構築」「運用」という3つのフェーズで定義しています。この方法論の最大の特徴は、AIと人間の役割を明確に分け、それぞれの特性を最大限に活用する点です。

AIは開発計画や設計案の作成を手掛け、人はその結果をレビューし、最終的な決定を下します。このプロセスにより、開発速度が向上すると共に、同時に高品質なシステムを構築することが求められます。特に、AIによる迅速な生成・改良サイクルは、ビジネス環境の変化に柔軟に対応する力をもたらします。

プロジェクトの取り組み内容



プロジェクトは、次の2つのフェーズに分けて進行します。最初のフェーズでは、SCSKの製品やサービス開発にAI-DLCを実践し、実際の開発現場での課題を洗い出し、効率と品質の向上を測定します。これを元に、段階的な移行計画を策定し、AI-DLCに適応した高度なIT人材の育成プログラムも行います。

第二のフェーズでは、初期の取り組みから得られた知見を活かして社内でのAI-DLCの利用を広め、お客様に向けたシステム開発案件でもこの方法論を適用します。これにより、パートナー企業と共に新たな価値を創出していきます。

今後の展望



今後、SCSKは本プロジェクトの成果を全社的な開発標準「SmartEpisode Plus(SE+)」に統合し、2030年に向けた技術戦略を加速させます。また、人とAIが協力する新しい働き方を構想する「SCSK-Multi AI Agent Office」の実現に備え、マルチAIエージェントのサービス開発にもAI-DLCを活用していく予定です。

最後に、SCSKはAI駆動の開発を通じて、自社のビジネスの進化のみならず、社会への新たな価値の創出にも貢献していく方針です。このプロジェクトが業界に与える影響は大きく、在り方を変える可能性が期待されています。


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会社情報

会社名
SCSK株式会社
住所
東京都江東区豊洲3-2-20豊洲フロント
電話番号
03-5166-2500

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