クラダシと大学の共同研究開始
株式会社クラダシは、ソーシャルグッドマーケット「Kuradashi」を運営し、フードロス削減に向けた取り組みを行っています。このたび、クラダシ基金を通じて、茨城大学と法政大学の2つの研究室と共同研究を開始することが決まりました。どのような研究が行われるのか、またそれが社会にどのような影響を与えるのかを深堀りしていきましょう。
共同研究の概要
1. 茨城大学・石島恵美子研究室
茨城大学の石島研究室は、「干し芋残渣のアップサイクル及び食品ロス学習プログラムの開発」というテーマで研究を進めます。この研究では、干し芋生産農家との産官学連携を通じて、地域コミュニティの強化と持続可能な地域づくりを目指しています。
2. 法政大学・土肥将敦研究室
法政大学の土肥研究室では、「食品業界におけるソーシャルイノベーションプロセスの国際比較」というテーマで、国内外の食品業界の取り組みを比較します。特に、日本の「3分の1ルール」に基づく商習慣やそれに対する各種取り組みが、どのようにして社会に浸透しているのかを探ることを目的としています。
クラダシの貢献
クラダシは、これらの研究室への支援として、最大100万円の研究費を助成し、クラダシのネットワークやデータへのアクセスも提供します。また、これにより社会課題の解決に向けた研究を加速させ、未来のソーシャルアントレプレナーの育成にも寄与しようとしています。
クラダシのビジョン
クラダシは、「持続可能な社会の実現」を目指し、特に教育分野への支援を強化しています。例えば、大学生向けのSDGs講座や、中高生向けのフードロスの問題に関する特別授業を行ってきました。今後も社会の未来を担う次世代に向けた取り組みが期待されています。
社会貢献活動の一環として
クラダシが運営する「Kuradashi」は、まだ食べられるのに廃棄されてしまう食品をお得に販売し、その収益の一部を多様な社会貢献活動に寄付しています。これにより、利用者が楽しんで買い物をしながらも、社会に対して貢献できる仕組みを構築しています。
まとめ
株式会社クラダシが大学との共同研究を発表したことは、フードロス削減や地域の持続可能性の強化に向けた大きな一歩です。これからの研究の成果が、社会にどのような影響を与えるのか、そして「Kuradashi」がどのように進化していくのか、今後の動向に注目が集まります。