ダイヤ工業と京王電鉄バスが開発した「bonbone ドライブギア」の魅力
公共交通の要となるバス運転士の健康。この重要性に応えるべく、医療用品を手がけるダイヤ工業株式会社と京王電鉄バスグループが新たに共同開発したのが、プロドライバー専用のアシストアイテム「bonbone ドライブギア」です。このアイテムは単なる医療用器具ではなく、運転士が日々の業務を快適に行えるためのプロフェッショナルな装備として設計されています。
バス運転士の腰を守る必要性
公共交通を維持する上で深刻な問題となっているのがドライバー不足です。特にバス運転士は長時間の着座によって腰に大きな負担がかかり、その健康状態が離職につながることも少なくありません。この点において、京王電鉄バスグループは運転士の体調管理に真剣に取り組み、より良い労働環境の構築を進めています。「bonbone ドライブギア」はその一環として誕生し、ドライバーが長く安心して働ける環境作りに寄与することを目指しています。
本製品の特長と導入計画
「bonbone ドライブギア」は、運転士の姿勢を考慮した3Dドライビング設計が特徴です。座ってペダル操作をする際の腰部の支えを意識しながら、腹部の圧迫感を軽減します。また、高通気性と耐久性を兼ね備えた素材を使用し、蒸れにくい設計を実現しました。そして、制服のシルエットを崩さない薄型であるため、見た目にも配慮がなされています。
2026年3月から、京王電鉄バスに勤務する社員約600人に順次導入される予定です。この導入は、運転士と整備士が実際に体験して納得できる環境作りを重視し、すべての営業所で試着説明会も行われました。このように、科学的根拠に基づいたアプローチにより、運転士の身体的負担を軽減し、安全運行を確保することが狙いです。
市場のニーズへの対応
ただし、「bonbone ドライブギア」はバス運転士だけのための製品ではありません。タクシーやトラックドライバー、重機オペレーター、鉄道運転士など、社会インフラを支える全てのドライバーの課題解決につながる可能性を秘めています。ダイヤ工業は、今後も他の業界のリーディング企業との協力を通じて、働く人々の身体をサポートし、持続可能な社会を構築する一助となることを目指しています。
企業情報
- - ダイヤ工業株式会社は、岡山県岡山市に本社を置き、コルセットやサポーター、アシストスーツなど多岐にわたる医療用品を開発・販売しています。設立は1963年で、代表取締役は松尾浩紀です。
- - 京王電鉄バスグループは東京都府中市に本社を持ち、乗合バスや貸切バス事業を展開しています。バス運転士の働きやすい環境を提供することに向け、新しい取り組みを進めています。
この新たな試みは、ただの装備品の開発にとどまらず、地域に根ざした公共交通の未来を築くために重要なステップとなることでしょう。