教育現場における安全性向上を目指すSasaeLの新たな一歩
株式会社SasaeL(ササエル)は、教育のデジタル化の進展に対応すべく、クラウド型校務支援システム「SasaeL 校務」と、保護者連絡システム「SasaeL 連絡」の2つのサービスが、クラウドセキュリティの国際標準規格「ISO/IEC 27017」認証を取得したことを発表しました。この認証は、クラウドサービスにおける情報セキュリティの管理に関する基準を満たしたことを証明するものです。
認証取得の背景
近年、教育現場ではデジタル化が急速に進んでおり、それに伴いデータ管理や保護の重要性も増しています。特に、多くの自治体や学校がクラウドサービスを利用する中で、情報を守るためには強固なセキュリティ体制が求められています。文部科学省が2025年3月に発表した「教育情報セキュリティポリシーに関するガイドライン」では、クラウドサービスの安全性を確認するため、第三者認証の取得が推奨されています。
SasaeLは、これらの背景を受けて、顧客に安心してサービスを利用してもらうために今回の認証取得を決定しました。これにより、同社はすでに取得しているISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)の国際規格「ISO/IEC 27001」に加えて、クラウドセキュリティを強化し、より安全なサービス提供を目指します。
ISO/IEC 27017とは?
「ISO/IEC 27017」における具体的な内容は、クラウドサービス特有の情報セキュリティ管理策を定めたもので、クラウドサービスの提供者と利用者が安全にサービスを利用できることを目的としています。この規格を取得することで、SasaeLはクラウドサービスにおけるリスクを適切に管理し、安全性を保証する体制を整えていることを示しています。
提供するサービスについて
「SasaeL 校務」は、公立小・中学校向けのシンプルで直感的なクラウド型校務支援システムです。業務の効率化により、教職員が本来の業務に注力できる環境を整えています。本システムは、名簿や出席、成績、通知表、指導要録など、必要な情報を一元管理できるのが特徴です。
一方、「SasaeL 連絡」は、学校と保護者の円滑なコミュニケーションを促進するクラウドサービスです。このシステムを利用することで、保護者は欠席や遅刻の連絡を簡単に行うことができ、学校側はお知らせや連絡事項を迅速に配信することができます。これにより、教職員と保護者双方の負担を軽減し、確実な情報共有が可能になります。
無償トライアル提供中
SasaeLは、全国の教育委員会や公立小・中学校を対象とした無償トライアルを2025年度中に実施しています。このトライアルを通じて、SasaeLのテンプレートや機能を体験してもらい、本サービスの導入を促す狙いがあります。トライアル提供期間は2026年3月末までですので、興味のある教育委員会はぜひ申し込むことを検討してください。
会社情報
株式会社SasaeLは、小学館グループに所属し、教育現場に新たな価値を提供することを使命としています。代表取締役の村中順紀が率いる同社は、校務支援サービスの開発を通じて、先生たちの日常をより豊かにすることを目指しています。また、子どもたちの成長を支える環境を整えるための努力も行っています。
以上のように、SasaeLは認証の取得を通じて、教育のデジタル化におけるセキュリティの強化を図り、安心・安全なサービスを提供することに努めています。これからの展開に注目です。