メキシコで土壌改善
2024-12-05 14:43:21

長瀬産業がTOWINGとヤザキと協力しメキシコで土壌改良実験を開始

持続可能な農業へ向けた新たな取り組み



長瀬産業株式会社が、株式会社TOWINGおよびYazaki North Americaと共同で、メキシコにおける土壌改良の実証実験を開始しました。この取り組みは、特に持続可能な農業の実現を目指しており、注目の高機能バイオ炭「宙炭」を使用しています。

実証実験の背景



メキシコの農業生産には化学肥料が一般的に使用されており、その結果、土壌劣化や農業生産性の低下が問題視されています。このような背景の中、化学肥料に依存しない持続可能な農業の確立が急務となっています。長瀬産業の今回の実証実験は、土壌改良材として開発された宙炭を活用し、地域の有機肥料と組み合わせて使用することで、環境に優しい農業手法を実現することを目指しています。

宙炭とは



「宙炭(そらたん)」は、TOWINGが開発した高機能バイオ炭で、土壌中の微生物活性を促進し、作物が栄養素をより吸収しやすくすることが期待されています。このバイオ炭は、一般的なものとは異なり土壌酸性度が中性に近く、作物が好むpH環境を維持することができます。これにより収量の低下を防ぎ、化学肥料の削減にも寄与します。

さらに、宙炭は土壌の保水力と養分保持能力を高める効果があり、従来数年かかる土壌改良をわずか1ヶ月で実現できるため、持続可能な農業にとって非常に有益な素材です。

実験の流れと成果目標



この実証実験は2024年11月から開始され、2025年2月には対象作物であるレタスの収穫を行い、宙炭の効果を検証します。この取り組みによって、メキシコ国内における土壌劣化を防止し、脱炭素化を進めることで、気候変動への適応に貢献することが期待されています。

長瀬産業のビジョン



長瀬産業は「基盤」「注力」「育成」「改善」の4つの領域を掲げた中期経営計画「ACE 2.0」を基に、商社、製造、研究開発の各機能を活用し、持続可能な社会の実現に向けて努力しています。今回の土壌改良に関する取り組みは、グローバルサウスにおける新しいビジネスチャンスとしても重要です。

長瀬産業は、ものづくりの課題を素材を通じて解決し、メキシコの持続可能な農業の実現を目指す企業としての責務を果たしています。温室効果ガス排出削減や化学肥料依存からの脱却を進めることで、これからの農業における新たな展望を切り拓くことでしょう。

まとめ



長瀬産業、TOWING、ヤザキによる土壌改良の実証実験は、持続可能な農業の未来を見据えた重要なステップといえます。環境への配慮を重視したこの取り組みが、メキシコだけでなく世界中の農業に良い影響をもたらすことを期待しています。


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