桜十字グループが新たな認知症予防の取り組みを開始
2025年4月から、メディメッセ桜十字予防医療センター(熊本市中央区)では、認知症予防に向けた新しいオプション検査『MCIスクリーニング検査プラス』が導入されます。この取り組みは、桜十字グループが目指す「人生100年時代の生きるを満たす」という理念に基づき、医療・介護・予防医療の進展を図るものです。
日本の高齢化と認知症の現状
日本は急速に高齢化が進み、2025年には高齢者人口が約3,700万人に達すると予測されています。これに伴い、認知症の患者数も大幅に増加する見込みで、65歳以上の人口の約5人に1人が認知症を患うことになるでしょう。また、軽度認知障害(MCI)を含めると、約564万人が認知機能の低下リスクを抱えていると言われています。
さらに、認知症による医療・介護費用は年間約14.5兆円に達する見込みで、これからの社会的負担が一層の課題となります。今後は、認知症を発症させないための取り組みが求められています。
MCIとは?
MCI(軽度認知障害)は、認知症の前段階であり、進行を遅らせるための重要なポイントです。この段階での気づきが、適切な予防策の導入につながることが鍵となります。MCIスクリーニング検査プラスは、血液検査により、脳内に認知症の原因となる物質が蓄積しやすいかを調べるものです。
この検査を受けることで、将来的にMCIにどうなりやすいかを理解し、自身の生活習慣の見直しや必要な医療的介入を図ることが可能です。自身の未来を見据えた健康管理ができる、非常に意義ある検査です。
導入の背景と目的
桜十字グループは、認知症の早期発見・予防を実現するためにMCIスクリーニング検査プラスの導入を決定しました。この検査により、認知症関連の医療・介護費の抑制、家族や社会への負担軽減が期待されるとともに、健康寿命の延伸にも寄与することを目指しています。
検査の詳細と予約方法
料金
- - 健康診断・人間ドックのオプション受診: 24,200円(税込)
- - 単独受診: 26,950円(税込)
予約開始日
- - 2025年2月1日から予約可能(受診開始は2025年4月1日から)
申込方法
- - 電話: 0570-550-182(平日 9:00~16:30)
- - WEB: 健康診断・人間ドックWEB申込フォーム
未来に向けての桜十字グループのビジョン
桜十字グループは2005年に熊本県で創業し、医療・介護・予防医療分野で様々な事業を展開してきました。「人」は一生を通じて様々なライフステージを経験しますが、その中で「生きるを満たす」新たな価値を提供することが、我々の使命です。
今後も私たちは、「カラダの健康」にとどまらず、「ココロのしあわせ」や「ひと・マチ・社会のあり方」にもフォーカスし、QOL(生活の質)の豊かな未来を創造するために進化し続けます。ウェルビーイング・フロンティアを目指し、すべての世代の人生の楽しみや充実感を支える取り組みを継続していく所存です。