埼玉4市の脱炭素挑戦
2025-01-17 14:06:40

埼玉県内4市が連携し脱炭素に向けた新たな挑戦を実施

埼玉県内の脱炭素に向けた挑戦



最近、所沢市、飯能市、狭山市、日高市の4市が連携し、企業による脱炭素行動を促す実証実験を実施しました。この取り組みは、国際的な環境問題に対し地域としてどのように貢献できるのかを具体化する良い機会となりました。

この実証実験は、NTTコミュニケーションズと東日本電信電話の協力のもと行われ、2024年の10月1日から21日までの間に開催されました。参加したのは民間事業者43社、47事業所から約395名の従業員です。

実施された「Green Program® for Employee」というアプリケーションを通じて、参加者たちは日々の生活の中でCO₂削減に繋がるエコアクションを実施しました。この活動の結果、約5.9トンのCO₂削減に成功し、多くの参加者の環境意識が向上したことが報告されています。

背景にある目標

所沢市などの4市は、2050年までにCO₂の排出量を実質ゼロにする「ゼロカーボンシティ」を目指しています。これに伴い、住民の脱炭素意識や行動を促すための具体的な施策を推進しているのです。特に従来は個人単位での参加が一般的でしたが、企業単位での取り組みを組織的に進めることで、より効果的な行動変容を狙ったのが今回の実証実験のポイントです。

実証実験の詳細

この実証実験では、参加企業にアプリを提供し、従業員が日常生活で実践しやすい脱炭素行動を進めてもらいました。その結果、395人がアプリに登録し、20,015回のエコアクションを実施。CO₂の削減量は5,876.3 kg-CO₂に及ぶことが明らかになりました。この数字は、杉の木約668本が年間で吸収するCO₂の量に相当します。

アンケート結果と参加者の意識変化

参加者へのアンケートを通して、約56%が環境への知識や関心が高まったと回答し、57%の参加者が環境に優しい行動に取り組むようになったと述べています。これにより、企業の環境教育の重要性が再認識され、地域への貢献への意識が高まったことがわかりました。

今後の展望

所沢市や飯能市は、今回の実証を通じた成果を活かし、他の地域でも同様の取り組みを広めていく方針です。また、参加企業の拡大や、より多くの従業員にこの取り組みに参加してもらうためには、さらなる可視化の方法が必要とされています。参加者が成長を実感できる仕組みや企業全体の一体感を高める工夫が鍵となるでしょう。

この実証実験は、地域社会全体が一体となって脱炭素に向かう新しいアプローチを実現する第一歩と言えます。今回は、県内の4市が進めているこの素晴らしい挑戦から、多くの人々が脱炭素の重要性を再認識することを願っています。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

会社情報

会社名
東日本電信電話株式会社
住所
東京都新宿区西新宿3-19-2
電話番号

関連リンク

サードペディア百科事典: 埼玉県 所沢市 飯能市 脱炭素運動

Wiki3: 埼玉県 所沢市 飯能市 脱炭素運動

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。