岡山大学、国連のイニシアチブ「HESI」に参加
国立大学法人岡山大学(所在地:岡山市北区、学長:那須保友)は、国連大学サステイナビリティ研究所が設けた新たなアクショングループ「AIと高等教育」に、同大学の教員2名が委員として参画することを発表しました。これにより岡山大学は、持続可能な開発やAIに関する国際的な議論に貢献します。
HESIとは?
高等教育サステイナビリティ・イニシアチブ(HESI)は、2012年に始まり、持続可能な開発の中で高等教育機関が果たす役割を強化するためのプラットフォームです。岡山大学は、日本国内の大学の中でもこのイニシアチブに発足時から参加している貴重な存在です。
参加教員の紹介
参画することになったのは、横井篤文副学長(グローバル・エンゲージメント担当)と、香田将英特任准教授の2名。横井副学長は「大学マネジメントにおけるAI」の分科会に、香田特任准教授は「研究開発」分科会に参加し、それぞれの分野での専門知識を活かしていく予定です。
AIの影響
急速に発展する人工知能(AI)は、高等教育や研究の方法を変える力を持っています。特に生成型AIの普及により、教育や学習の方法論が見直される機会が増加しています。また、パンデミックや気候変動などの現代的な課題に対処するためには、AIを活用して持続可能なソリューションを模索することがますます重要になっています。
岡山大学の取り組み
岡山大学は、持続可能な開発を進めるために、地域と地球の未来を共に創ることを目指しています。この活動は、マルチステークホルダーと多世代が連携し、研究・教育・社会貢献へと繋がっていくことで実現されます。将来的には、地域に根ざした研究大学として、より高いレベルでの教育と研究が期待されています。
未来への展望
横井副学長と香田特任准教授が中心となるこの取り組みでは、AIを通じて持続可能な開発の新たなモデルを推進し、さまざまな分野における具体的な政策提言を行います。AIの進化による高等教育の変革は、今後も進むことでしょう。
最後に
岡山大学の挑戦は、地域社会のみならず、国際的な枠組みの中でも重要な意味を持ちます。高等教育の未来は、持続可能で多様な価値観に基づいたアプローチが必要とされていることを、再確認させられる機会といえます。今後の岡山大学の活動に期待が高まります。