新たなメールアーカイブシステム『AquaVault』がスタート
株式会社デージーネット(名古屋市)が2024年11月6日から提供を開始する『AquaVault』は、メールの保存と閲覧をユーザー単位で行える新しいタイプのメールアーカイブシステムです。このシステムの導入は、特に新たにメールアーカイブが必要とされる企業にとって、業務の効率化やトラブル防止につながるでしょう。
メールアーカイブシステムとは何か
メールアーカイブシステムは、送受信されたメールをサーバーから別のサーバーへ移すことで保存する仕組みです。これにより、単に保存するだけでなく、過去の電子メールを迅速に検索・参照することが可能になります。これまで多くの企業が導入してきたのは、バックアップ目的や情報漏洩の防止、トラブル監査のためです。
『AquaVault』の背景と開発
デージーネットは過去に、OSS(オープンソースソフトウェア)として提供される『Messasy』を開発しましたが、これは管理者のみがアーカイブを確認できるものでした。しかし、現代のビジネスシーンでは、メールの利用が一般的になり、従業員自らがアーカイブされたメールにアクセスできる機能が求められるようになりました。このニーズに応えるために、『AquaVault』が開発されたのです。
『AquaVault』の特徴とメリット
『AquaVault』には特筆すべき多くの機能があります。まず、ユーザーごとに保存されたメールを自分自身で閲覧できるため、誤って削除したメールを簡単に復元することができます。さらに、全文検索機能が充実しており、メール本文や添付ファイル内のキーワードを即座に検索できることで、情報の発見を迅速に行えます。
内部統制の強化
システム管理者は、全ユーザーのメールを閲覧する権限を持つため、情報漏洩や不正行為の抑止としても機能します。これにより、企業の内部統制が強化されます。
ストレージの効率化
新しい圧縮技術により、メールデータの保存スペースを有効に使えるのも大きな特長です。メールを圧縮して保存することで、必要なストレージ容量を減少させ、システム全体の負担を軽減します。
低コストでの導入
OSSをベースにしたシステムのため、ライセンス費用がかからず、構築と保守の料金がシンプルなため、コストを抑えて導入も可能です。
将来の展望
今後の『AquaVault』では、BCC記録の管理やさらに詳細な検索機能の追加も検討されています。これにより、ますます便利なシステムになるでしょう。
導入の流れと費用
『AquaVault』の初期構築費用は1,375,000円(税込)から、保守費用は年間385,000円(税込)であり、興味のある企業はぜひお問い合わせください。
最後に
デージーネットは、OSSに特化したシステムの提案・構築を行っており、導入後の継続的なサポートも提供しています。『AquaVault』による新しいメール管理のスタイルを、この機会にぜひご検討ください。