三菱ケミカルグループは、植物由来の生分解性樹脂コンパウンド「Forzeas™(フォゼアス)」の海洋生分解性グレードが、中備化工有限会社のストローに採用されたことを発表しました。
このストローは、日本バイオプラスチック協会の「海洋生分解性バイオマスプラ」マークを取得しており、ストローとしては日本初となります。
「Forzeas™」は、三菱ケミカルグループが開発した植物由来の生分解性樹脂「BioPBS™」を使用したコンパウンドです。自然界の微生物によって水と二酸化炭素に分解されるため、環境への負荷を低減できます。
今回採用された「Forzeas™」のグレードは、日本バイオプラスチック協会の海洋生分解性バイオマスプラのポジティブリストに登録されています。この認証は、海洋での生分解性および安全性を確認したプラスチック製品が登録され、バイオマスプラスチック度が25%以上の場合は、海洋生分解性バイオマスプラとして認定されます。
海洋生分解性を有した「Forzeas™」は、今回のストローだけでなく、レジ袋など他の製品への採用も広がっています。
三菱ケミカルグループは、今後も「BioPBS™」や「Forzeas™」の展開を通じ、高付加価値な製品を提供し、サステナブルな社会の実現に貢献していくとしています。