熊本市とPR TIMESの連携協定
2025年4月17日、熊本市は株式会社PR TIMESとの間で、産業振興に向けた連携協定を締結しました。この協定は、熊本市内のスタートアップや中小企業の広報活動を支援し、情報発信力の向上を図ることを目的としています。そこで、熊本市を中心として新たな産業の創出や地域経済の活性化が期待されます。
連携協定の背景と目的
熊本市は「XOSS POINT.」というビジネス支援施設を設置し、起業家や新たに事業を始める企業のつながりを生み出すコミュニティの形成や、オープンイノベーションの推進を進め軽視されがちな中小企業の生産性向上を図っています。これに対し、PR TIMESは地方の自治体や金融機関、メディアと連携し、地域企業の事業持続や成長を目指す様々な取り組みを行っています。
この両者のリソースをそれぞれ有効に活用することで、熊本市内のスタートアップや中小企業が広報活動や情報の発信力を高める支援を実施することが決定されたのです。
連携内容
本協定に基づき、以下の3つの支援項目が設定されています。
- - スタートアップ及び中小企業等の広報支援
- - 広報人材の育成支援
- - 熊本市域内の産業振興全般に関する支援
これに伴い、熊本市とPR TIMESは共に、地域の企業を支援する様々なプログラムを展開していくことになります。
支援内容の概要
1. 熊本市×PR TIMESプログラムの提供
熊本市のスタートアップや地域企業をターゲットにしたプレスリリース配信のプログラムが提供されます。これは一定の条件を満たす企業に対し、無償での配信を行うもので、これにより地域企業が新たな情報接点を創出し、広報活動を推進するための支援となります。
2. 広報PR・プレスリリース活用セミナー
広報やプレスリリースの活用についてのセミナーやワークショップも開催される予定です。ここでは、マーケティングや企画立案、経営レベルの人材に向けて、広報・PRの基本から実践的なスキルを学ぶことができます。
3. 熊本市職員の広報PR支援
また、熊本市の職員がプレスリリースを発信する際には、PR TIMESのプラットフォームを無償で活用できるようになります。さらに、職員対象に研修を行うことにより、広報PRにおけるスキル向上が期待されます。
連携に寄せてのメッセージ
PR TIMESの代表取締役社長である山口拓己氏は、熊本市との連携について感謝の意を表し、これまでのプレスリリースの取り組みを通じて地域の結束力や創造的な復興に対する思いを語っています。また、株式会社PR TIMES パートナービジネス開発室の高田直幸氏は、熊本市の成長性や革新性、地域での事業者の活躍に期待を寄せています。
熊本市長からの期待
d熊本市長大西一史も、この協定が地域の技術やサービスをより多くの人に知ってもらうための一助となることを期待しています。また、引き続き「XOSS POINT.」を中心とした起業家支援を進め、地域から新たなビジネスが生まれる環境を整えていく意向を示しています。
まとめ
熊本市とPR TIMESの連携により、地域のスタートアップや中小企業が新しい情報を発信し、成長の基盤を築くことが期待されています。この取り組みが熊本市の未来にどのような影響を与えるのか、注目が集まります。