第19回WEC北東アジア地域会議が金沢で開催
2025年10月17日、石川県金沢市のANAクラウンプラザホテルで第19回WEC(World Employment Confederation/世界雇用連合)北東アジア地域会議が行われます。この会議は、7年ぶりに日本での開催となる重要なイベントです。会議のテーマは「人材サービスの社会的価値/危機対応と経済復興における人材サービスの役割」であり、日中韓の人材サービス業界を代表する団体が集まる機会となります。
この地域会議は、日本人材派遣協会(JASSA)がホストし、国内外からの業界専門家と政策提言者が集まる予定です。具体的には、金沢大学の篠田隆行教授による基調講演も予定されており、各国の労働市場動向についての報告を通じて国際的な視点も提供されるでしょう。各国の団体によるプレゼンテーションや活発なディスカッションを通じ、人材サービスが社会の危機にどのように対応し、どのように経済復興を助けるかが議論されます。
人材サービスの社会的価値とは
人材サービスは、震災や経済危機、パンデミックのような様々な社会的挑戦に直面した際に、重要な役割を果たしています。その中で、雇用の維持や労働移動の円滑化、人々の生活支援と経済復興に貢献しています。日本を含む北東アジア諸国では、これらの問題に対する理解と対策が求められており、会議を通じた情報交換は今後の対応策にとても重要となるでしょう。
参加者・プログラムの詳細
本会議は、2025年10月17日(金)の11:00から18:00まで開催されます。開会宣言後、各団体の代表による挨拶があります。14:00からは、各国の労働市場動向について報告と共有が行われ、15:30からは人材サービスの社会的価値に関する基調講演が行われます。これに続いて、各国からのプレゼンテーションや、ディスカッションを交えた事例紹介も予定されています。
この機会を通じて、参加者は北東アジア地域における人材サービスの発展に向けた具体的なアイディアや戦略を共に考え、連携を深めることが期待されます。それにより、国際的な人材サービスの価値向上を図ることが目的となっています。
日本人材派遣協会について
一般社団法人 日本人材派遣協会は、1986年に設立された日本国内の人材派遣業界を代表する団体であり、812社の会員を持つ全国組織です。派遣事業の健全な発展を目的とし、法令遵守やキャリア形成支援などを通じて、会員の適正な事業運営のサポートを行っています。
また、WEC(World Employment Confederation)では、世界各国の人材ビジネスを代表する団体が集まり、北東アジア地域の人材サービス業界の意見交換や課題共有を行っています。昨年の会議は、中国の蘇州で行われ、国際的な人材サービスの確立に向けた取り組みが話し合われました。
最後に
2025年10月のこの会議は、日本、韓国、中国の人材サービス業界の未来を見据えた重要なイベントです。金沢市での開催は、その地の歴史や文化を感じながら、地域の連携や国際交流の促進にも寄与することでしょう。さらなる詳細については、特設サイトをご覧いただき、参加や取材の申し込みを行ってください。