大阪にて警備ロボットSQ-2が本格稼働
2025年3月21日(金)、大阪に新たにオープンした「グラングリーン大阪(GRAND GREEN OSAKA)南館」で、自律移動型警備ロボット「SQ-2」の本格的な運用が開始されました。これはSEQSENSE株式会社が手掛けたもので、同社は深刻化する労働力不足に対する解決策として、自律移動型ロボットの開発からサービス提供までを行っています。日本各地で展開されているSQ-2は、警備現場において確固たる実績を誇ります。
SQ-2の導入背景と目的
グラングリーン大阪南館では、SQ-2が巡回警備や立哨業務に活用され、警備員の負担を軽減し、より効率的な警備体制の構築を目指します。事前に運用されていた北館に続き、南館にも2台のSQ-2が導入されたことで、全体で3台のロボットが一斉に稼働を開始しました。これにより、警備業務の自動化が促進され、運用効率が大幅に向上することが期待されています。
SQ-2の機能と運用方法
SQ-2には複数の先進的な機能が備わっており、特に巡回と立哨業務に強みを発揮します。・
巡回機能:自律的に指定されたポイント間を移動し、任意のタイミングでの臨時巡回にも対応可能です。巡回を終えると、自動で充電ステーションに戻ります。・
立哨機能:各タワーのオフィスロビーでの立哨を実施し、スケジュールに基づいて定期的な業務を行います。さらに、近づく人を検知して、設定した音声アナウンスを流すことができるため、館内での迷惑行為や禁止行為の抑制に寄与します。
SQ-2シリーズのテクノロジー
SQ-2は、3次元センサー技術を用いた自律移動型ロボットです。独自の3DLiDARを搭載しており、警備対象物件の詳細な3次元マッピングが可能で、動体検知や環境の変化にも即座に対応します。また、定期的に遠隔アップデートを行うことで、新機能の追加や不具合の修正を行い、常に最新のパフォーマンスを発揮します。
社会課題への寄与
SEQSENSEは、SQ-2を通じて社会課題への解決策を提供していく考えです。働き手不在や生産年齢人口の減少が続く中、実務利用が可能なロボットの社会実装を進め、特に警備業務の効率化に貢献します。先進技術が活用されたロボット導入により、今後の警備業務の姿を変革していくことでしょう。また、グラングリーン大阪南館での成功事例が、他の施設へのSQ-2導入を促進させることが期待されます。
おわりに
グラングリーン大阪南館でのSQ-2の運用は、未来の警備のあり方を示す一つの例です。今後もこのような革新的な取り組みが進んでいくことで、より安心・安全な社会の実現が期待されます。技術の進化が、日常生活にどのように貢献するか、ますます注目が集まります。